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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。なんか忙しいのです。2週分をさくっとね。

週刊少年ジャンプ/25号:バクマン。/26号:NARUTO-ナルト-
週刊ヤングマガジン/26号:空手小公子小日向海流/27号:マスカラ
週刊少年チャンピオン/27号:てんむす/28号:囚人リク
週刊漫画ゴラク/6/17号:ミナミの帝王/6/24号:69デナシ


週刊少年ジャンプ

バクマン。
何かと「犯人」にされがちなマンガ・ゲームの類ですが、PCPも「犯人の家にあった」とかじゃなくて、犯行声明に使われてしまいました。
昔は某人間台風でラブ&ピースなやつとか、何かが泣いたとか鳴かないとか、そういうあたりでもありましたな。

で、今にして思うに、おそらく、このエピソードを描くためのPCPという作品配置だったのかなぁ、と思い当たりました。
最初はPCPは「<自分の夢=アニメ化云々告白云々>と<プロとしての責任=人気のある作品をリリースする>の葛藤を描くための作品」だと思ってたんですが。考えてみれば、「アニメ化無理無理」って話の延長線上にあるエピソードだもんなぁ。感動もしつつ、感心もする、そんなエピソードでした。
やっぱ面白いなぁ、バクマン。



ナルト
ハナシが大きくなりすぎて、対ゾンビの現場のバトル+回想とか、ナルトの修行とか、アチコチのエピソードを丁寧に描いていくと、全体ではゆっくり進んでいる印象になってしまいますな。でもやっぱ同時に「ソレ」が大戦らしさも出てる気もするので、慌てずゆっくり楽しみますか、と思っているナルト。
そして、ドドドと大戦になだれ込みましたが、あれこれ語っていない部分(人柱力の語られてない人とか・・・外伝的にどっかで語られてるんだっけか?)も多いナルト。
今回は、雷影とビーの過去が描かれそうな感じだけど、「五影それぞれのエピソード」を描くのも楽しそうだ(いっそう時間がかかっちゃうと思うけどw)。
大戦開始以降、ずっと「じわじわ楽しい」感じでもあるんだけど、こういう一つ一つの細かいエピソードが、きっと縒って、合わさって、最終的にひとつの流れに収束していく*1のだろうと思うと、「じわじわ楽しい」のも必然だと思うので、やはり、慌てずゆっくり楽しみます。



週刊ヤングマガジン

空手小公子小日向海流
気づけばすっかりメジャーな存在になった南先輩。ココ数ヶ月、海流よか目立ってないか? つか、完全群像劇の様相で、全然主人公目立ってないよw まぁ、それでも面白いからいいんですが。
あと、武藤先輩は久々に出てきたけど、特に試合的なことはしないのかな? まぁ、メジャーな試合という意味ではないだろうけど、なんかハプニング的な何かを期待してしまうのですが。
ともあれ、この作品もリアルな感じでじわじわ進んでいく感じなので、ゆっくり楽しみます。はい。



マスカラ
なんか絵柄がヤンジャンっぽい印象(単なる思い込み)
爆想処女亡き後、エロコメ担当の一翼を担うのか? とはいえ、エロという意味ではアカポリが好き放題*2しているし、爆想処女の妙味は「聞き間違い+使用する技・道具類」なので、ちょっと違うか。つか、コメディ時々エロ、くらいか。
普通のラブコメには興味がないので、まぁ、静観ですね。



週刊少年チャンピオン

てんむす
大食い甲子園のリスペクト作品と思われるこの作品。
リスペクト作品には「プラスアルファ」「オリジナリティ」がないとダメだと思うんですが、まだ世界観の描き方がゆるくて、プロレス甲子園同様、本当にその競技が人気なのか?とか、こいつら本気で大食いしたいのか?とかが伝わりにくい。虚実のバランスが絶妙な大食い甲子園に及ばない印象なのです。とりあえず静観。



囚人リク
思いのほか早く、部屋のボス・レノマと仲良くなってしまった印象があるリク。もちっとつんでれ的コミュニケーションを重ねてから仲良くなって、そんで抗争編に入ったほうがいいと思うんだけど、単行本リリースもあるし、チャンピオンだしw 話題にするためにもタイミング的にも、そういうテンポになったのかな? 
ということで、今後の方向性的には、抗争メインになって勢力拡大云々になるのかなぁ? 
絵も好きだし、世界観も好きだし、とっても好きな作品だったのですが、そういう点で、ちょっと不満。今後は、いったん静観かな? 



週刊漫画ゴラク

ミナミの帝王
未公開株詐欺のオハナシ。まぁ、お話はべたで、でもイイ人もいて、という時代劇的「安心構造」なのだと思います。ということで、未公開株詐欺編、どうなりますことやら。楽しむポイントは、登場人物のきめ顔ですかね?w 最初は違和感がありまくりましたが、最近は慣れてきました。慣れって怖いw



69デナシ
先日も巻頭さんで述べましたが、若返りの薬を手にした元やくざの老人が活躍するオハナシ。
あちこちで悪者を退治してきたせいで、やくざ組織に目をつけられた模様。こちらも多分勧善懲悪的王道の「安心構造」だと思うので、特にコメントはないのですが、単なる「人助けバナシ」から「過去の因縁清算バナシ」になるのかな? てなことで静観。


今回はこのへんで。

*1:ヤーンの導くままにw

*2:衣装とかアングルとか、ホントにひどいw