幕末ヱイリアン(2)

タイトルの字面は最強の部類のこのオハナシ、さて、2巻目で、どうなる?


幕末に やってきたのは 宇宙人。



こう書くと、某よろずやさんぽいけど、ソレとは違う感じで進行。

エイリアンはすでに江戸幕府中枢まで入り込み、大奥、御所、土佐勤王党が入り乱れ。

歴史、SF、チャンバラなどなど、要素はてんこ盛りだけど、盛り上がりに欠けるのはなぜゆえか。

なんだろ、危機感・違和感が無いのかな? なんか、ほえー、って感じで感情の起伏無く読み進めてしまうのだよな。



幕末モノであれば、最初から「徳川幕府体制が崩れる」ってのは「ストレートな展開」だから、それが幕末で中枢がエイリアンにすげ替わろうとも、「どうせ倒すんでしょ」って感じで「そーいうもんだ」って思っちゃうからかな?

逆に、討幕軍がエイリアンだと「そんなやつらに政府を開かせるぐらいなら、徳川ガンバ! でも、大変かも? どうなる?」ってな感じでアンビバレンツな盛り上がりになるのかな?


それとも、徐々に登場してきている「幕末のスターたち」が、面白い感じで出てくると盛り上がるか?
そういう意味では、ジョン万次郎は、なかなかいい役でしたな。


てなわけで、カードはいいのが来ているんだけど、イマイチ決定打にかけるんだよな。
まだ、もちっと静観です。