幕末ヱイリアン(2)
幕末ヱイリアン 2 (ドラゴンコミックスエイジ す 1-2-2)
- 作者: すたひろ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2013/05/09
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (7件) を見る
幕末に やってきたのは 宇宙人。
こう書くと、某よろずやさんぽいけど、ソレとは違う感じで進行。
エイリアンはすでに江戸幕府中枢まで入り込み、大奥、御所、土佐勤王党が入り乱れ。
歴史、SF、チャンバラなどなど、要素はてんこ盛りだけど、盛り上がりに欠けるのはなぜゆえか。
なんだろ、危機感・違和感が無いのかな? なんか、ほえー、って感じで感情の起伏無く読み進めてしまうのだよな。
幕末モノであれば、最初から「徳川幕府体制が崩れる」ってのは「ストレートな展開」だから、それが幕末で中枢がエイリアンにすげ替わろうとも、「どうせ倒すんでしょ」って感じで「そーいうもんだ」って思っちゃうからかな?
逆に、討幕軍がエイリアンだと「そんなやつらに政府を開かせるぐらいなら、徳川ガンバ! でも、大変かも? どうなる?」ってな感じでアンビバレンツな盛り上がりになるのかな?
それとも、徐々に登場してきている「幕末のスターたち」が、面白い感じで出てくると盛り上がるか?
そういう意味では、ジョン万次郎は、なかなかいい役でしたな。
てなわけで、カードはいいのが来ているんだけど、イマイチ決定打にかけるんだよな。
まだ、もちっと静観です。