HEAT〜灼熱〜(1〜17)
- 作者: 武論尊,池上遼一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1999/05/01
- メディア: コミック
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うちのDJ、yuzaに譲ってもらった、この作品。3連休で読了。私の中で、このコンビの最高傑作(と私は考える)、サンクチュアリ(同じ作者による政治+抗争モノ)を超えるか!?
結論から言うと、超えたり超えなかったり。
前半は「裏サンクチュアリ(あるいは不良な一人サンクチュアリ)」という感じで進みます。「誰が絵を書いたんじゃぁ!!」「お前の絵にはのらねぇ!!」的な抗争は、やっぱりおもしろくて「何が?誰が?どうなる?」というスタンダードな楽しみプラス「サンクチュアリとはここが違う!!」とか「出た!! 山王!!」とか「彼が渡海さん役!?」とか、そんな楽しみ方もあり、とてもいい感じ。映画にもなってた気がして調べてみたけど、そっちはイラネ、という感じかも。
が、しかしですよ。
話が国内ヤクザから、財界フィクサーからアジア系の海外の敵まで広がるのも含めて、それはそれで「裏サンクチュアリ」として、許容なのですが、なんと(略)
でも、それはそれで「アリ」と思う展開。「裏サンクチュアリ」から「サンクチュアリの続き」に挑もうとしているような展開。これも、イントロこそ「おいおい!! なんじゃそりゃぁ!! 山王の代紋はそんな軽いもんじゃねぇんだよ!!」でしたが、読んでいくにつれ「あ、つづきなのかも・・・」と思えないこともない感じ。
でも、やっぱり最後は「えーと・・・やる気の話?人気の話?」という感じでちょっと「冗長」「しりつぼみ」な感じで「サンクチュアリ」ほど感動では終わりませんでした。残念。でも、確実に途中まで最高でしたよ。
てなことで、サンクチュアリ好きには「似て非なる新しい作品」ということでオススメ。
ゆざ、ありがとう!!!!