5・14新日@ドーム感想

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私のボンヤリ感想は以下


■ 第1試合(30分1本勝負) ■
○矢野 通 真壁刀義
ナイトキャップから片エビ固め  
西村 修× 吉江 豊
5分36秒

メインスクリーンがいわゆる「横長」なので、吉江の体もすっごく大きく見えました。今回の試合組み的に「第一試合」になってしまいましたが、カードとしてはおもしろいものだったはずなのですが、なんか「今後の時間配分」があったからなのでしょうか? 吉江もたいした仕事をせずに、あっさり西村が負けてしまいました。残念。


■ 第2試合(30分1本勝負) ■
鈴木みのる  
ゴッチ式パイルドライバーから体固め  
アレクサンダー大塚×
4分46秒
 
格闘色が強く出ており、序盤の「するすると動く関節の取り合い」もなかなか。しかし、アレクがブレークの後の別れ際に鈴木のあたまをナデナデという「なめた行動」をとったところ、鈴木にスイッチON。鈴木の猛攻でアレクダウン。虎の尾を踏んでしまったアレクですが、最後はプロレス技で決められちゃいました。(ワンちゃんに、ではない)


■ 第3試合(60分1本勝負) ■
IWGP ジュニア・タッグ選手権試合
後藤洋央紀   稔   
前方回転エビで叩き付け エビ固め
金本浩二× 井上 亘
14分42秒

序盤から金本がいい感じで飛ばし、ほとんど後藤はやられっぱなしで、とはいえ稔も目立っては出てこず、「チャンピオンの格の違いを見せ付ける試合」なのかしらーと思ってましたが、最後の最後で後藤が巻き返し。なかなかおもしろい。あそこから逆転というサプライズと、もはや金本も「別にチャンピオンにこだわらなくても」というキャリアであり実力であるので、まぁチャンピオンの座を譲ってもブランドは崩れないだろうし、いいのでは?という納得で「私の中での決着」がついたいい試合でした。


■ 第4試合(60分1本勝負) ■
IWGP ジュニアヘビー級選手権試合
タイガーマスク  
タイガースープレックスホールド
ブラック・タイガー×
9分28秒

それなりに「高さもあるいい試合」でしたが、個人的には「地味」と感じてしまった試合。飛ぶ系の技よりスープレックスが多かったからかな。あと、どうでもいいことなんだと思うけど、ブラックタイガーのマスクの「白の部分」が多すぎる気がする。なんかシャープさがないんだよね。マスクの中身もさして興味なし(というか試合終了!!と思ってタバコを吸いに行ってしまったんだけれども)、とおもってたけど、同行したT先輩に言わせると、初代の時に「剥ぎ取られた代わりに出されたマスクも、今回のと同じ柄」という、演出?もあったとか。それでもやはり、強い印象はない試合でした。


■ 第5試合(60分1本勝負) ■
永田裕志  
バックドロップホールド  
高阪 剛×
8分35秒

まさにタバコを吸いに行ってしまった試合。喫煙スペースのモニターで見てましたが、ネッチリ進む、それなりにいい試合(でも派手じゃない気がしました)。で決着は永田がバックドロップ。試合そのものよりも「柴田たち(というか背後にいるだれかw)」とのやりとりがおもしろかったです。



■ 第6試合(60分1本勝負) ■
武藤敬司  
ムーンサルトプレスから体固め
ロン・ウォーターマン×
11分16秒

さすが武藤、呼ばれたから来ました的な適当な試合はナシで、キッチリ魅せてくれました。序盤こそ地味でしたが、後半は武藤ペース。4の字でカメラ目線くれたりとサービス精神旺盛。シャイニングウィザードも連発で、最後はムーンサルト。ただ「呼ばれたから来ただけ」じゃない、いい試合を見せてくれました。ウォーターマンは災難だったと思うけど。
後ろの席のお兄さんは「ありがとう武藤!」と叫んでました。


■ 第7試合(60分1本勝負) ■
IWGP タッグ選手権試合
中邑真輔 棚橋弘至  
逆十字固め  
ケンドー・カシン×  中西 学
17分59秒

ある意味、一番スリリングだった試合。いつ喧嘩別れするのか、という緊張感のモト試合スタート。中邑のすること、棚橋のすることは大体わかっているつもりなので、やはり注目はカシンと中西(つーても中西も大体わかってますが)。
で、それなりに「ツープラトン失敗(仲間攻撃)」で仲間割れ?と思うシーンも連続しましたが、さすがカシン、思いっきり「わざと中西をびんた」というご愛嬌もあり、カシン⇔中西の技の入れ替えや合体技披露もあり、なんだか中邑・棚橋は「演出上は」食われっぱなし(キレイに同時に技を決めるというのもあったけど)。試合こそ、「いつものパターン」で「腕の関節」で中邑が勝ちましたが、「おもしろさ・今後の期待度」では、やはり「カシン・中西組」が圧倒的におもしろかったです。
(そこでふと思い出したのが「ケロロ軍曹」の私の評価ポイント。「ケロロ軍曹は、パロディーが多ければ多いほど楽しい」という評価を私はしがちですが、その点では、この試合は「ケロロに近い楽しみ方」をしていました(カシン・中西の動きが)。つまり「お約束を逆手に取った試合」ということ。そう考えると、今後は、とにかく関節で勝ちがパターンである中邑はやはりこの先も好きになれないし、棚橋も「格上の相手に辛勝」というシナリオじゃないと好きになれないし、新しい動きがやはり楽しみポイントなのだよなぁと思ったり。)今後もカシン・中西にはがんばって欲しいです。


■ 第8試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント(1)スーパードリーム・タッグマッチ
藤波辰爾 三沢光晴  
14分49秒
グラウンドコブラツイスト  
獣神サンダー・ライガー×  蝶野正洋
 
いやー ライガーがかわいそうでした。三沢のエルボーVSライガーの掌底、という「私の中でのドリームマッチ」が妄想渦巻いていましたが、なんかチョップに変わってたり、最後はやられちゃったり。
それなりに「玄人集団」の試合なので、キッチリ「することはする」という感じで楽しめたのですが<想像の域を出ない>というか・・・(まぁ私はプロレス的には素人観戦者なので、見る人が見たら、いい試合なのかもしれないけど)
藤波も悪くはないけど・・・


■ 第9試合(60分1本勝負) ■
ダブルメインイベント(2)IWGP ヘビー級選手権試合
天山広吉  
TTDから片エビ固め  
小島聡×
19分34秒

前回の4冠戦を生で見た先輩の感想を見て「うおー見たかったー!!」というのが今回現場に足を運ばせた主な理由なのですが、順番がどうのとか、なんだかんだとあり、まぁそれはいいかと思いながら試合を見てみたら、早速「ベルトを運ぶ役のお姉ちゃんがベルトを落とす」という大失態。おもしろいけどね。それはそれでw

で、試合はいい感じで展開。語るだけ野暮という感じでいい試合だったのですが、歯車が狂ったのは、小島から天山への後頭部へのラリアット
え?え?え?というぐらい天山は朦朧。目が泳いでます。
小島もそんな天山に攻撃を仕掛けようとしてレフリーに止められますが、それは「小島が本当の攻撃をしたいわけじゃなくて、覚醒させるための攻撃をしたい(というかショックを与えたい)のでは?」と言う感じ。それでようやく天山は覚醒しますが、そのあとは「容赦のない<プロレスなのかしら?>というTTDで決着。


「だれが本当に強いか」なんてもんは、もうこちらもいい親父ですから、どうでもよくて、「どんなに強そうに魅せてくれるか」という<ストーリー/過程>を楽しみたいのですよ。あ、こんなこといったら、プロレスファンに怒られちゃうかな・・・
天山だって小島だって大好きだし(ゴメン、小島はさして好きじゃなかったけど、最近小島のブログを見るようになって親近感を感じてきた)、「ストーリーを楽しみたかった」んですよ。でも、あの決着。
確かに小島も「さっさとIWGPを返しちゃお」と思っているかもしれないけど、あんなやり方でよかったのかなぁと、思ったりしてるのかな? (これ書き終わったらブログを見てみよ
→コチラ  http://leglock.nifty.com/kojilog/index.htm
あ、試合後のコメントアリ。)

うーん。どう思ってんだろ。みんな。

私は、あれは「天山のプロレスじゃない=おもしろくない」と思うんだけど、いっしょに見てた先輩は「そこまでして勝ちたかった天山の心意気も理解すべき」的なこともいってました(とはいえ、その場ではいいわるいの判断はしてなかった)。

むむぅ。最近仕事も忙しい×楽しいし、興味の対象(視野)が狭まりつつありますが、プロレスの優先順位が確実に下がってきていることは否めません。どうなるんだ、私にとってのプロレス。そしてみんなにとってのプロレス。