角右衛門の恋

続くのかどうかわかりませんが、鈴木氏の新作。なんと「剣」ではなく「恋?」と思いましたが…


しょっぱなから女子がいっぱい出てくるので恋の鞘当?なんて思いましたが、何のことはない、いつものパターン(←いい意味で)の作品でした。
今作の主人公は、あだ討ちするために郷里を出たものの、相手が見つからず江戸でその日暮らしというタイプ。確かに恋愛エピソードもありつつも、やっぱ鈴木作品なのでミステリー&チャンバラがメイン。単品作品としてもオススメです。
彼女(というか嫁)の気性も現代風で、今までの作品よりもライトな感じがします。嫁も今までにないキャラ設定だし、この設定でシリーズ化しても面白いのではないかと思います。