幸運は誰に?(上・下)

幸運は誰に?〈上〉 (扶桑社ミステリー)

幸運は誰に?〈上〉 (扶桑社ミステリー)

幸運は誰に?〈下〉 (扶桑社ミステリー)

幸運は誰に?〈下〉 (扶桑社ミステリー)

ちょいと「感覚」の相違があるのか?


帯だと結構褒めちぎっているのですが、最初からさほど面白くなく、読み進めても面白くなく、結果も面白くなく、最終的に長時間あまり面白くない時間を消費した結果となりました。
作者・帯でコメントを書いていた皆さんを擁護するために言っておくと、わたしが面白いと感じられなかった背景は以下の3点かと。
・おそらくアメリカに存在する「異なった人種に対する感覚」というのが「アメリカで受けた」土壌(=私にそういう感覚がないので面白くない)
アメリカの風俗(一般生活という意味で)でなじみのある単語を頻出させ、ギャグ?リアリティ?を倍化させる演出だった(=私にそういう知識がないので面白くない。でもフーターズは行ったことあるw)
・スリリングな展開、あるいはお間抜けな描写が日本のマンガにおけるそれよりも若干インパクトがない(=私にはレベルの低い想定の範囲内の出来事に見えた)
まぁ、単純な書評としては「つまらん」ということです。

ジャケ(帯)買いの失敗例ですね…残念。
映像(間を再現)にしたら面白そうな気はしますがね。

蛇足ですが、ジャケを書いた漫画家の喜国氏はこの作品をおもしろいと思ったのだろうか?