さようなら、いままで魚をありがとう

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

さようなら、いままで魚をありがとう (河出文庫)

長いこと待ちましたが(っていうか、もう出ないもんだと思ってたので、この言い方は正確ではない)銀河ヒッチハイクガイドの伝説の4作目。


で、なんつーか、「そりゃ5作目あるよな」って感じの4作目。その昔、様々な3部作の映画で「2部は酷評される」というパターンがありましたが(BACK TO THE FUTURE2とかSW2(今風に言うとEP5)とか)、今回もそんな感じ。解説を見るに背景は異なる(単に締め切りに間に合わなかった)ようですがw

よく言えば「続き」ですが、悪く言えば、前作のメジャーなエピソードやギミックをファンのために蒸し返したオハナシ、という感じか。
でも、作者らしいものの言い回しが面白かったり、ちょっと話が前進しているとも言えるので、まぁ、5作目を待ちましょう。
あえて言うなら5巻出るまで未見の人は読まないほうがいい。
十代のころに銀河ヒッチハイクガイドを読んで感銘を受けたおっちゃんは郷愁的な感覚で4巻はアリだったけど、作品としてはイマイチだったので…。