驚異の戦争

驚異の戦争〈古代の生物化学兵器〉 (講談社文庫)

驚異の戦争〈古代の生物化学兵器〉 (講談社文庫)

なんか昔の戦争に関する面白いネタがいっぱいありそうだったのでジャケ買い


トンデモ系のネタを期待しておりましたが、実際は結構まじめ。そしてまじめなので、個々のネタを詳しく語っていて、読み物としてはエッセイというよりは論文よりな感じ。教科書みたいなノリ。

とはいえ、扱う事例は「そんな昔にそんなことが」というようなネタもあり面白くはありました。(水じゃ消えない火=ギリシャの火、と呼ばれてそれなりにメジャーらしい。現代で言うところのナパーム弾のようなものみたい、とか)

ところどころ「日ごろ自論を否定されているのかな?」ということが伺える「学者・一般論攻撃」と見受けられる記述もあり、それも裏読みをすると面白い。


でも、やっぱ教科書みたいなノリは否めず、そんなにノリノリでは読めませんでした。