0805
マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。
あちぃですなぁ。日ごろエアコンの効いたトコでの内勤が多いので、ちょっと外回りの用事があると疲れちゃいますわ。外回りの営業マンさん、偉い!!
週刊少年ジャンプ（35号)：NARUTO-ナルト-
週刊ヤングマガジン(35号)：カテキン
週刊少年サンデー(35号)：ワイルドライフ
週刊少年チャンピオン(36＋37号)：聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
ナルト
は
パラレル世界での忍者活劇。忍者立国とも言うべき世界の中で、それぞれの国で協力したりなんだりという感じ。主人公は「九尾（狐ですな。そよのマンガでは白面の者＠うしおととら、だったり、妲己＠封神演義の前身だったりしてますが）」をカラダに封じ込められたナルト。その力を使ったり振り回されたしてます。
現在は「忍者各国」VS「各国の抜け忍者で構成された「暁」というテロ？組織」に「アウトロー大蛇丸」が絡んで混戦中。「暁」は主人公ナルトを含む「尾獣（１から９まである）」を封じられた忍者を狙ってさらってます。一方、ナルトは忍術のレベルアップをすべく特訓中。
カテキン
は
ちょっとエロくて奇妙な短期連載をしていたオジロマコト氏の新連載（今回で6回目）。
冴えない中学生と魅力的な女子家庭教師の話。成績が悪くはない主人公。家庭教師に褒められたくて成績が上がったり、エロい先生に気が散って成績が下がったり、その「カテキン効果」は乱高下中。
ワイルドライフ
は
熱血獣医モノ。といはいえ、実験的なネタ（最近では株入門、育毛剤実験）を入れたりと、ちょっとトリッキーな構成もアリ。今回は脱毛症に悩むオランウータンのお話。
聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話
は
その昔、ジャンプで連載していた伝説マンガの掲載誌＋時間軸を変えての新連載。詳しくはリンクを。
で、現在は･･･と言ってもこの作品も途中で読まなくなってわかんないんだよな。とりあえず、今は主人公星矢たちが活躍するより240年ほど昔のエピソードを展開中。老師の若かりしころですわ。
★★★総評
ナルト
この段階で急に「適正忍術属性判明システム」の説明が入ったりして、あちこちから突っ込みが入っている昨今ですが、基本的に「忍術」が（男子に）人気なのは「（白土三平作品を例に出すまでもなく）一見論理的そうなリツクを説明した上での、それでもやっぱ奇天烈・荒唐無稽」だと思うので、コレはコレでありかなぁと思います。でも、今までの「骨骨くん（君麻呂）」とかの「説明抜きの奇天烈忍術」も好きだったりするので、この説明を加えたことで「荒唐無稽さ」にストップがかかっちゃうのもいやだなぁ、と思います。
さて、話としては、「暁」のメンバーも徐々に見えてきたりして、このへんのチラリズム的新キャラの出し方はいい感じのオールドスタイルで、おっちゃんはワクワクします（某死神マンガは新キャラ安売りしすぎて合わないわ）。
そして、上述の「一見論理的そうなリツクを説明した上での、それでもやっぱ奇天烈・荒唐無稽」もキッチリ展開。「そうかチャクラを鋭くか…」ってなんとなくイメージすることは出来ますな（チャクラってなんやねん!!!っていうのは無粋）。
さてさて、どんな進化をしてくれるのかなぁ。
コミックスは30巻以上出てますが、オススメの作品です。
･･･と書いておいてなんですが、やっぱ30巻も書いてたり、2部だったりしているのに今更「属性判明」ってのも遅い気もしますな･･･カードダスのリニューアル（売り上げ増!!）でもするのかな？
前にも短評で書きましたが、この作者らしさが出ていない気がします。
素材（家庭教師×中学生）が普通（あまりとっぴなはずし方が出来ない）だからか？ 単なるエロ妄想モノならこの作者さんでなくてもいいように思いますが、エロいカラダが描ける、というテクニカル部分での連載決定と言う感じなのかなぁ。
なんか残念です。
今回のシリーズは最近の暴走（株＋育毛剤）を反省したのか、普通に獣医。話も小奇麗にまとめてますｗ
この作品のもともとの強さは「キッチリ取材」と言う背景を持ちつつ、「事実かもしれないけどトンデモにも思える手法」と考えています。これは我々が幼年期に学んだ「驚きの知識の吸収 例：コップに水を入れて、厚めの紙でふたをしてひっくり返すと、あら不思議、こぼれません。→おお！ コレが気圧か!!」にも似て楽しいです。
しかしながら、ネタには既知かそうでないかということや、好みもありますし、毎回HIT！というわけではないのですが、面白い作品だと思います。オススメ。
語るには思い入れが少ないし、お話もちょびっとだったので、静観、かなぁ。
てなことで、この辺で。
