WORST(15)
- 作者: 高橋ヒロシ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2006/08/08
- メディア: コミック
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主人公、花の成長とともに、ライバル天地も…
光り輝けば影もまた濃くなるように、花組拡大の動きに添うように天地も台頭し始めてます。
双方、個性的なキャラを従えて、徐々に戦いの日が近づいてきている予感。(といいつつ、天地は先に鳳仙を狙うことにしたようで…)
この作品のポイントは不良のケンカマンガだけど、主人公がからっとしたキャラで「勢力争い・覇権」が目的ではなく「単純に最強を目指す+いいオトコになる」というところが目的になっていることだと思います(悟空@ドラゴンボールみたいな)。主人公花や仲間達が下宿する梅星一家の存在も、「いいオトコになる」という部分を、わかりやすく見せるための仕掛けとしてとてもよく機能している(じーん、とかしみじみとさせる、とも言い換えられる)と思います。
しかし、作品としての幅を持たせるためには、それだけでは…というのがあるのでしょう、じめっとした「天地(まぁフリーザですな)」が存在しています。
正直「天地」のやり方とか好きじゃぁないんですが、「こうやって<俺は誰が好き、嫌い>といっている時点で物語に主観を持ち込んでのめりこんでいる」わけで、やっぱ必要なのですよね、この作品には。
てなことで、前作クローズが全26巻だったところに対して、現在ワーストは15巻。仮に同じ長さのお話になるのだとすれば、もう中盤は越して、クライマックスに向けた動きになっているはず。武装戦線は強制代替わりが起きて沈黙中。九里虎はまだ「天地戦:圏外」ですが(あ、でも九里虎は1回アプローチされたか)ナニがどう絡んでどうなるのか、なんだか楽しみです。