0819

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。今週はお盆なのでチャンピオンのみ。でもこのチャンピオンのこの号がまた大暴走でw

週刊少年ジャンプ:オヤスミ
週刊ヤングマガジン:オヤスミ
週刊少年サンデー:オヤスミ
週刊少年チャンピオン(38号):聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話(袋とじオールカラー)


聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話

その昔、ジャンプで連載していた伝説マンガの掲載誌+時間軸を変えての新連載。詳しくはリンクを。
で、現在は・・・主人公星矢たちが活躍するより240年ほど昔のエピソードを展開中。老師の若かりしころ。黄金聖闘士に任命された童虎(老師):天秤座(ライブラ)とシオン(前の世代の黄金聖闘士):牡羊座(アリエス)の二人を軸に話が進む模様。



★★総評

正直、過去を含めた作品全体キッチリ把握している作品ではないし、さほど愛情も思いいれも多くないので、いちいち揚げ足取りに聞こえるかもしれませんがご容赦を。でも、本当にねぇ、なんというかw



作中は「聖戦を引き起こす要因となる宿敵ハーデス」を「覚醒前(ハーデスは数百年に一度、地上でもっとも清らかな少年の肉体を借りるらしい。つまり、その前の<借りる前の肉体=人間>)」に倒しに行こうとする童虎とシオンのアクションと、その少年の出会いのシーン。

話としては「そんな大戦争を起こす元凶」を倒しに行こうとするのに「勝手なことをしたらおこられる」というシオンや、暗殺しに来た「全身金ぴかの鎧に身を包んだ人」をつかまえて「旅のお方」とすっとぼけた台詞を吐く「ハーデスの覚醒前であるアローン」やら、8pなのに突っ込みどころ満載です。
最後に星矢の前世であると思われる、その名も「ペガサス(顔だけやたら大人びていて大きくて体とのバランスが悪いような…)」が登場したりと、混沌の極み。

それでいったん「マンガ」は終了なのですが、その後

スペシャルポスター」として、B4表裏使って「ライブラの聖衣の組立図+童虎の顔/アリエスの聖衣の組立図+シオンの顔」という、すごいポスターがつきます。本当にすごい。

個人的には「昔から○○ちゃんはコレが好きだったよね(○○と入れるとゾクセイっぽいw)」と、田舎に帰った際に老いた叔母に<最早そんなに好きではないおかず>を山ほど食わされるような、そんな印象を持ちました。

(そして、その次にカラーでゾンビのようなフグオ@浦安鉄筋家族が出てくるのですが、これもまたインパクトのあるコンボとして面白かったw)


そして! 驚きは続く。

「ランダム連載」という単語。昨今流行の「ネガティブなものをポジティブに言い換える」の最新事例かw(そのほかの例は反社会的かもしれないので割愛)。そんなのブログとか個人メディアでの「お断り」かと思っていましたが、市販のマスメディアでも導入されましたか。
そんで、ずっと4色ですか… 単行本が売れそうにない(数は出ない)と思って「単価を上げに行った」か?
それに「今回初めて「星矢」の世界に触れた皆様のご支持」って、そりゃナイでしょw あんなに短いのにw 映画の予告編よりも短いと思うのですがw


さらに! 究極驚愕のスペシャルプレゼント!

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」新連載!!!
同じ話を別の視点で別の作家さんが描くようですw

ちと絵的にはマガジン系のにおいがしますが、同人系を巻き込もうとしている? で、新連載ですが、確かに、あのページ数でランダム連載されたら、いつまでたっても話が終わらんし(それこそ千日戦争だ)何がおきているかわからんし、「車田氏の脳内世界観」を、他の人に補完してもらう感じ、なのですな。それゆえ、(妄想ですよ)細かい話は「THE LOST CANVAS」でして、「NEXT DIMENSION」では「おおおお! それは!!!!」みたいな年中クライマックスとか、そんな感じでしょうか?

まぁ、本当に「史上初」ですわ
昔のコミックCUEとか「PLUTO」とか「ダイモンズ」とか、時間を置いたカバーや、バキの「花山」など、キャラ視点を変えた外伝はあったけど、ここまでシンクロした話ってないのでは?とか思ったり。(あ、でもディープラブとかアメコミ(複数作家制)って、こんな感じなのかな?)まぁいいや。



てなことで
この展開が吉と出るか凶と出るか、現段階ではなんともわかりませんが、とりあえずネタとしては突っ込みどころ満載で楽しいので静観したいと思います。