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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。もう9月も終わりだ・・・。あっという間に年末だ・・・。

週刊少年ジャンプ(42号):こちら葛飾区亀有公園前派出所
週刊ヤングマガジン(42号):カテキン
週刊少年サンデー(42号):犬夜叉
週刊少年チャンピオン(43号):聖闘士 星矢


こちら葛飾区亀有公園前派出所

言わずもがなの「バイオレンス・ポリス」マンガ。連載30周年ということで、超こち亀を含む様々な動きも含めての巻頭さん。表紙では、現在のジャンプキャラに「M字眉毛」させて登場。今週号全体では「全作品、どっかに両さんがいる」というおまけ企画も(たぶん答えとかはとっくにドッカで矢っていらっしゃると思います)
今回は、そんなこともありまして「復活希望キャラ」の回です。



カテキン

(3週連続の巻頭さん企画ということで先週のコピペ)
ちょっとエロくて奇妙な短期連載をしていたオジロマコト氏の本格連載作品。

冴えない中学生と魅力的な女子家庭教師の話。成績が悪くはない主人公。家庭教師に褒められたくて成績が上がったり、エロい先生に気が散って成績が下がったり。
現在はサブキャラも様々に登場しつつ、主人公の性の目覚めも描かれ、どうなることやら。



犬夜叉

うる星やつら」「らんま1/2」や「人魚の森」の高橋留美子氏の妖怪退治大河ドラマ。戦国時代あたりの世で、妖怪の悪い気を浄化したり、身体能力を上げたりする四魂のかけらをめぐり、様々な勢力が争奪戦を行います。そんな争いに偶然巻き込まれた現代の女子高生(家の井戸がタイムトンネルでした)と半妖「犬夜叉(男子)」の物語。
現在は、犬夜叉の元カノもいなくなったり終盤?と思いつつもちょこまか妖怪が出てきたり、という感じ。そんな植物系妖怪とのバトル中。



聖闘士 星矢

オールドファンなら必ず知っているバトルもの。掲載誌を変えて新章を(掲載タイミングは不定期で)連載。そして同時に「他の作家さん:手代木史織氏」による「パラレルモノ」も同時連載。その「相関」についてはこちら*1



★★総評

こちら葛飾区亀有公園前派出所

超こち亀*2の出版理由でもある「連載30周年」の記念の今回。私も連載当初から(というか、(オンタイムでジャンプを読んでいたわけじゃなくて単行本で刷り込まれているんだと思うけど)1話目から把握しております。個人的にはチャーリー小林の登場は懐かしかったです。御所河原は、むしろ「最近見ないなぁ」と思っている程度なのですが、その辺の「懐かしいっぷり」は個人差ということで・・・。
で、さんざん「一般読者」と「ディープな読者・オールドファン」見たいな事を言っていますが、実際はネタにしている段階で「地味目」な感じはしますが、これはこれで歴史のある作品ならではのネタということでよいのではないかと思います。面白かったです。



カテキン

3週連続ということで作者側もバリエーションを持たせなければ、と思ったのでしょうか?1回目はちょっと別キャラ絡めて展開。ちょっと作者らしい奇妙な展開ではありました。で、今回はストレートに主人公にスポットを当てて展開。恋と肉と様々考えているようですが、でもやっぱ、以前から言うように「なんか普通にエロいマンガ」になっていて、あまり面白くない。
次回はなんかサプライズがあるかな?



犬夜叉

気付けばこいつも単行本は46巻。超長編ですな。ハナシとしては様々にキャラが出て、淡い恋なども描きつつ展開。三つ巴、四つ巴に勢力図は変わり、殺生丸犬夜叉の兄)もココロに変化が出てきたり、桔梗もいなくなったり、終盤ぽい感じ。しかし、さすが手馴れの作者高橋氏はキッチリコネタも展開してスムーズに物語を紡ぎます。

私、正直「目新しいギミック好き」の私としては、この「王道的展開」である犬夜叉は「すげーおもしれー!!」とは思わないのですが、このスムーズに、かつ緩急を付けて物語を紡ぎ続ける、という「シゴト的な部分」でとても評価しております。ベテランならではの貫禄というのでしょうか? 超こち亀には秋本治氏は「描き貯め」前提でシゴトを進めているとありましたが、ソレに近い感じなのかなぁと思ったり。ガッシュ、コナンをはじめとした「ジュブナイル漫画誌の雄」としてのサンデーの良心なのかなぁ。
でも同時に、ビックコミックなどでの読みきりとかで、作者の慧眼の深さは味わえますので、やはり「犬夜叉」は職人としての高橋氏の「ジュブナイル部門」の良作なんでしょうなぁ。おっちゃん的にはちょっと物足りない展開なのは事実なんですがね。



聖闘士 星矢

「NEXT DIMENSION」にせよ「THE LOST CANVAS」にせよ、「アイツ、飲み会のたんびに同じネタしてらぁ。もういいよ」的な捉え方になってしまう自分を発見します。
まぁ「毎週やっている方」は、あまり乱暴なことが出来ない」ので「オリジナルのトレース」的な意味で、そうなってしまっているかもしれませんが。

これでカラー・大御所起用でコストを遣うのであれば、チャンピオンらしい「他誌ではありえない度肝を抜くような作品」発掘に使っていただきたいと思います。


てなことで、サックリですがこの辺で。