1217 ※2週分
マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。先週は出張でかけなかったので、今回は２週分。さすがに量が多いのでダラダラながらに適宜サックリと。
週刊少年ジャンプ(01/02号)：BLUE DRAGON ラルΩグラド/神力契約者M&Y
週刊ヤングマガジン(01/02+03号)：ナニワトモアレ/満開少女
週刊少年サンデー(01/2・3号)：結界師/イフリート
週刊少年チャンピオン(2+3号)：王様のオーパーツ
全体の雑感
ジャンプはスポーツ新連載がほぼ壊滅状態での、新年のファンタジー新連載攻勢。同じくサンデー、チャンピオンもファンタジー系新連載という「無難」ともいえる構図ですが、どうなるのかなぁ。あんまファンタジーばっかでもねぇ。結界師のような「和風×攻撃手段そのものじゃない能力」とか、剣聖ツバメのような「チャンバラ×夢の対決」とか、個性があればいいのですが…。
あ、そういや「うえきの法則」も復活しましたが、こういう観点で視るとどうなんだろう…。能力描写のための設定作りは、結構話がわけわからんくなるからなぁ…。
さて、ジャンプから適当に…
BLUE DRAGON ラルΩグラド
は
XBOX360のゲーム「BLUE DRAGON」からのスピンアウト的なお話を「DEATH NOTE」小畑氏が描くという新連載。さらさらっと見た感じ、いつもの「描き込みたがり」風な小畑氏の絵に、ゲームっぽいというか、特殊能力マンガ系お約束の説明などもあり、絵は当然雰囲気バッチリで、オハナシもまぁまぁスタンダードな手堅い作りでよいのでは？と思いました。
が、それだけでは不安なのかオッパイやらせクシーな描写が多い！これはさらに手堅い感じｗ。翌週（02号）もかなりその辺（エロ）も、設定（影の能力＋攻め方）をキッチリ攻めてきておりますので、ホントに手堅く売れそうですな。
そして本題とは外れるのですが私個人としては「下敷き挟み込み」が驚きました。いくらかかってんだコレ？と思いましたよ。各小売店に発送後に挟みこんでんだよね？ 各小売店で配達の方が挟んでいく感じなのかな？ マイクロソフトからお金出てるのかな？
神力契約者M&Y
は
以前読みきりで合った作品の微調整後の連載化か？このちびっこ主人公、女子だった気がしますが、男子になってました。反社会的と言えるロリ的な魅力で人気＋リスクが出るくらいなら、付き添いの人の「フツーにセクシー描写」で済ませとく、というのが賢明か。
そしてポケモンなんかしていると思うのですが、今時「五行説*1」とかってちょっとシンプルすぎるか知らん？と思いますが、どうなんでしょ。敵（妖怪？災獣）の設定も微妙に子ども向けのような気もするのです、あえてシンプル、なのかなぁ。あと、朱雀とか白虎とか見て、闇神コウとかも思い出した。
さらに蛇足なのですが、この「絵」で「ジャスティス！」とか言われると山根先生*2を髣髴とさせます。
トサカに来るか!?
ナニワトモアレ
は
大阪の環状族とよばれる人々のお話。端的に言うとヤンキーモノ。
恋愛も決着がつき、次のステージ「新チーム発足」へ。しかしこのあたりのあいさつ回りとかの会話を見てて思ったけど、何を持って「杭が出た」と判断するのかなぁ。
ってマーケティングに毒されてますか私？
満開少女
は
女子高生の露出過多な通学シーンを描いた短気集中モノ。
袋とじといい、このマンガといい、エロ強化月刊なのですな。これやると、売れるのかなぁ。ニーズがあるのはわかるんだけど、短期的に売り上げが伸びるものなのだろうか？いつも不思議に思うけど、伸びるからやるんだろうなぁ。そういうときに買っちゃう人はどんな人なんだろ？若年層？
結界師
は
和風ファンタジーモノ。
裏会内でも新たな火種が出来て面白くなりそう。烏森の謎についても一歩踏み込んだ感じだし、今後も期待。
イフリート
は
超高温、超低温の能力を持った人が必殺仕事人な感じの新連載。
こちらも以前に読みきりで見た感じ。ネタとしてはスタンダードな気もしますが、どう料理するかな？ 前作である「鉄道モノ」で見事にこけたので、リベンジ して欲しいトコロ。
王様のオーパーツ
は
ポケモン＋ハンターハンター＋ワンピース、ってところか？
そういう見方をしてしまう今作ですが「種（設定）」は確かに「既視感」アリアリですが、「鉢（連載媒体）」はチャンピオンですので、微妙な化け方をしてくれたら面白いな、と思います。
てなことで、この辺で。
10日後には落ち着いているかなぁ…
