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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。もうほぼ毎週言ってるけど月日が経つのは早いです。もう3月ですよ。月初ですよ年度末ですよ。もう、どうしよう。

週刊少年ジャンプ(13号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(13号):天然華汁さやか
週刊少年サンデー(13号):結界師
週刊少年チャンピオン(14号):サナギさんナンバMG5(W巻頭カラー)


ワンピース

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在はワクワクのつなぎ(というか再整理)のあとは、これまたワクワクの新展開。
異世界観はありつつも、ちょいとリアル感…働く人が描かれました(ウォーターセブン)や悲壮感…圧政が描かれました(空島)のあったコレまでのシリーズに比べ、純粋に楽しいジュブナイルな世界観…謎を含んだホラー?が楽しみな今シリーズ序盤戦です。



天然華汁さやか

優等生なんだけど、エロい妄想過多な女子高生ギャグマンガ
個人的にはギャグのセンスのそりが合わない感じ。



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

今回は新シリーズの冒頭。そりの合わない兄(違う組織で仕事中)のお仕事を手伝うことに。って、こないだも巻頭さんでしたな。まぁ人気あるし面白いから妥当か。



サナギさん

中学生か高校生かわかんないけど、女子生徒たちが「言葉遊び+妄想」をするホンワカギャグモノ。形容詞とかことわざとか、日本語で遊ぶ「言語系ギャグ」は大好きです。

今回のテーマは「赤い糸」。


ナンバMG5

県下最強のヤンキーという肩書きを持つ兄+父に持ち、かつ本人も中学最強の肩書きを持っていた主人公が、フツウの高校生活を送るため、ヤンキー⇔フツウの高校生という二重生活を送るギャグ+喧嘩マンガ。

現在は「ヤンキートップ高校・市松の頭の陣内」にイロイロ絡まれる主人公剛。剛本人はクリスマスを家族で祝うべく買い物中ですが…。



★★★総評

ワンピース

長編マンガは複数のエピソードで構成されるのは必然ですが、このワンピースの場合は一つ一つが長すぎるきらいがあります。でも、それでも面白いと思います。

そして冒頭でも述べましたが、過去の「ちょいシリアス」な過去のシリーズに比べ、今回のシリーズは、「つなぎの回(再整理+ワクワクの種配布)」による温度上昇もあり、かなり暖気運転されてる感じでしたが、蓋を開けたら「ホラー(あるいはモンスター)系」でかなり楽しみなのです。

人造的なケルベロス、ゾンビに透明人間! コレはDrモローの島?とか少年時代にワクワクしたガジェットが散見されます。そうかと思えばお岩さんも出てくるし、「花嫁」なんて単語も出てきて、いよいよ「モンスター系」じゃん! とワクワクです。
続きが楽しみだな〜。私が言わずとも世間的に認められていますが、オススメ。



天然華汁さやか

これは単に「男子中学生的妄想」を女子高生に置き換えただけなので、ギャグとしては「商業誌に出すレベルではない」と思うのですが、置き換えた先が「露出狂ぎみな女子高生」ということで、ビジネスとして成り立っているのでしょう。単に乳がでかいパンツ見せ気味で4コマじゃない「妹は思春期」と見ています。
ヤンマガに掲載するレベルのアナーキーさもないし(お天気お姉さんトラウマがでかすぎるだけかな?w)

つーか、中途半端で通勤電車で読みにくいマンガはやめて!w

いずれにせよ、おっちゃん的にはナシです。



結界師

案の定、「敵」は良守の相手のアレじゃなくて、兄と対峙する彼でした。
ちょいと「百鬼夜行抄」的な「読者に勘違いさせてあとでビックリ」的な展開と思ったけど、さすがジュブナイルなサンデー、早めにネタ明かし。
でも、問題はあの「彼」で、これまた夜行の関係者らしく、この作品の「裏シナリオ」としてとても期待している「夜行」と「兄」と「主人公」の絡みが楽しみです。

この作品に登場する「微妙にゆがんだオトナ」が面白いんだよな。
今後の展開にも期待。オススメ。



サナギさん

この作品は私の解釈では「言語系ギャグ」ということで、先ほど述べたとおりで、特に言うことはないのですが、言語系ギャグは面白いです。
食べれません@ヤンマガも冒頭で「かるた」っぽい感じで言語で遊ぼうとしてますが、ひとつのテーマで掘り下げるという意味ではさなぎさんの方が濃いかな(まぁ風間氏も、そこまでコトバ遊びしようとしてないと思うのですが)。
ギャグというのは「ひねり」であるので、「共通言語という前提」が必要ですが、この「さなぎさん」の手法というのは、(絵の好みさえなければ)我々より年上の人にも受け入れられるのかなぁ、とか思いますが、でもひねりの方向が「ワカモノ向き」だったら受け入れられないのかなぁ…。
グダグダ言いましたが、いずれにせよ、好きです。オススメ。



ナンバMG5

なんだかスタンダードなヤンキーモノに仕上がっている感じですな。
ヤンキーものは嫌いじゃないので普通に支持して、普通に楽しみたいと思います。
(つーか、ヤンキー的展開も好きなんだけど、ギャグも好きなんだよな。超べたべたな感じが)
ある意味「チャンピオン的王道作品」で好きです。


てなことで、この辺で。