ジャガーになった男

ジャガーになった男 (集英社文庫)

ジャガーになった男 (集英社文庫)

「冒険譚」という言い方がぴったりの面白い作品でした。


主人公は日本男子で武士。
舞台は過去の栄光は遠いものとなった落ち目のイスパニア

剣は強いが女にゃ弱い
夢を求めて西東
うるさい従者にのんきな相棒
血煙求めて今日も行く

みたいな、ザックリ言うと「オールドスタイル」でいながら、抜群のワクワク感を持った作品でした。
〆もキッチリしているし、「冒険譚」という言い方がふさわしい感じ。
ある意味「時代小説」的な要素もあるし、チャンバラ好きにも相性はいいはず。

面白かった! オススメ。


ちなみに「傭兵ピエール」の人のデビュー作です。