タイタンの妖女
- 作者: カート・ヴォネガット・ジュニア,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1977/10
- メディア: 文庫
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カート・ヴォネガット(・ジュニア)の作品は読んでたり読んでなかったりするのですが、「多分コレは読んでない」と思い、古本屋で購入。
やっぱり「読んでいない作品」でしたが、すでに読んでいたような既視感もw
というか、これがルーツの1つなのだよな。
皮肉・自嘲・まぬけなどのブラックユーモア、
時間移動・異星人・とっぴなガジェットなどのSF的エッセンス、
独特の言い回し、などなど
その後の作品に散見される要素がありました。
初期の作品だからか、さまざまな作品で「人類発生の理由に、そうたいした理由はない」的なネタを見たからもしれませんが「すさまじいインパクト・毒」は感じなかったものの、それでも「じんわりと来る毒」がありました。
蝶バタバタな日々にぼんやりSFで、読んでいた時期の状態と作品の相性はなかなかでした。
この後、書籍感想は「ぼんやり」が続きます。