0909

マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。

週刊少年ジャンプ(40号):BLEACH
週刊ヤングマガジン(40号):賭博堕天録カイジ
週刊少年サンデー(40号):結界師
週刊少年チャンピオン(41号):ギャンブルフィッシュ


BLEACH

ホロウというモンスターを退治する「死神」の役割を任された主人公が、奇しくもその手の力をゲットした仲間とともに、その「死神界(正確には尸魂界)」の闘争に巻き込まれたり、第三勢力、第四勢力と三つ巴、四つ巴のバトルを繰り広げます。

現在は仲間の女子を死神界の反乱者・藍染率いる第三勢力である「破面」に拉致られたので救出に向かいます。それに「死神正規軍」も加わりますが、混戦中。主人公たちが混戦中に知り合った「へたれ破面」は実は元・十刀(実力者ってこと)。



賭博堕天録カイジ

微妙にタイトルを変えつつ続く「バクチ」モノ。体を賭けたり、やたら反省しがちな心理戦だったり、ざわざわしてたり、単なるギャンブルではなく、特徴が多いです。

現在は、「カイジは裏切りモノだ!」と思い込んでいる元仲間+せこいやり方で大金を巻き上げるギャンブルをしかける会社社長との麻雀パイを使ったギャンブル中。そしてまたしてもせこい手を使おうとする社長だが…。



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織」もあるようで、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

2週連続の巻頭さん。先日より話題になってます「神佑地狩り」のエピソードが本格始動。




ギャンブルフィッシュ

超エリート高校に転校してきた主人公。彼の目的は、校内でギャンブルで100円を元手に倍倍ゲームで100億円稼ぐこと。

先日より様々なゲームで勝利し、ツンデレファンも作りつつ、ビリヤード勝負も決着。次なるバトルは「阿鼻谷ゼミ」との団体戦




★★★総評

BLEACH

前回の「主人公VSライバルのバトル」ってのは、それなりにシナリオ的にも意味があって楽しい部分もあるのですが、突然出てくる「強いやつ」(今週出てきたやつね)は当て馬的バトルっぽくて面白くないんだよなぁ。それにこの展開(ライバルの後)だと本当に当て馬だろうし…。

そう冷めたキモチで見てると、今回登場した片割れのクールなやつも「変な衣装だ」とか妙に様々冷静に見てしまって、もうどうにもお話のシリアスムードについていけませんw

でも、そんなキモチを知ってか知らずか(多分知らないと思うけど)、きっちりギャグも入っていいテンポ、と、それなりに構成のうまさを感じましたよ。


と思ってたら「ネルの正体」というネタ振りがあり、ちょっとは面白くなりそうかな。


でも、「ネル覚醒→今出てきた敵を瞬殺」とか、ベタな感じなのかな…。
覚醒するとすげー美人で胸がでかい感じなのかな…。
そしてゲームだと、ネルは通常技は最弱だけど、必殺技が極悪、という感じなのかな…。


そんなことを妄想してたら「豪血寺一族」のクララとか思い出した。

オハナシそのものよりも妄想が楽しいですな。




賭博堕天録カイジ

もう、このマンガの下劣な人は本当に嫌になるよなw まぁギャグ的な楽しみ方も当然あるわけなのですが。
でも、肝心のギャンブル部分は今回のテーマである「マージャン」をよく知らんので考えている部分は端から飛ばし読みなので、結局そういう「下劣な部分」ばっか見ちゃうので、困ったもんだw

ということで、あんまり感想はナシ。



結界師

2週連続巻頭さんですな。前回の新キャラ登場ネタ(天狗Jr…多分いずれ登場するよね?)から、さらに新キャラ+アニキもきっちり登場させて、面白そうな新章スタート。
裏会の組織体系も想像させる感じで楽しいですな。

基本的にこのマンガを面白いと感じる理由の1つは「世界観に複数勢力がある」というあたり。
(あとは和風描写とか)

混戦する団体戦的要素も当然楽しいし、結果として「団結」して1対1構造になったとしても「過程」を楽しめるんだよな(志々尾が好例ですな…。今影宮が微妙にネタ的にかぶってるんだけど、影宮側から見た描写もしつつ、良守側の志々尾回想ネタも絡めていて、この辺が絶妙)。

多分話の持っていき方として手間だし時間がかかると思うんだけど、<現在の「過程」><過去の「因果話」>の両方をバランスよく描く作品は面白いことが多いですな。
(というか、こういうきっちりした描き方は多分連載がある程度約束された作品しかできないかもしれないけど)

バランス悪いと「現在のそのキャラ」に愛着もててないのに「昔話」までされちゃって、迷惑この上ない感じ、になるんだよな。
それはさておき…

今回も「裏会の調査室」「裏会の1勢力である扇一族」「裏会に属す主人公の兄が率いる夜行」そして「主人公たちの烏森を守るチーム」と複数の勢力が様々絡むのかなぁ、と思うと楽しみです。



ギャンブルフィッシュ

連載当初から変な人だと思ってましたが、やっぱり変な人だった阿鼻谷先生。
ゼミという名の監禁室まで持ってて、あんな性格になっちゃう教育をしていたとはw
すごい学園だな。本当にエリート校なのか。でも、あそこから抜け出せたら根性とか座りそう。

で、次回のバトルネタは本当にギャンブルっぽい感じ。
先日みたオーシャンズ13のようなサイコロに仕掛けを施したイカサマなのか、それとも心理トリック? 「ばくち方法」と「トリック」の両方が楽しみです。


てなことで、この辺で。