0923
マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。Wii買って戦国無双KATANAしようかなぁ。
週刊少年ジャンプ(42号):銀魂
週刊ヤングマガジン(42号):好色哀歌 元バレーボーイズ
週刊少年サンデー(42号):史上最強の弟子 ケンイチ
週刊少年チャンピオン(43号):範馬刃牙
銀魂
は
幕末に来たのが外国人ではなく異星人だった、という感じの幕末パラレルギャグもの。ギャグとチャンバラと変な生き物とか新撰組的な幕末風キャラが出てきます。最近「幕末」とか関係なくチャンバラSF風ギャグ。ネタの卑近さと下品さを売りに人気確立。
だいたい毎回読みきりギャグ形式か、ちょいシリアスめな感じのが交互に来る感じ。今回は浦島太郎ネタ。「誰よりも美しくありたい乙姫」は、自分の老化をごまかすため「周囲をもっと年寄りにしちゃえ」ということで、老化ガスをばら撒こうとしますが…。
好色哀歌 元バレーボーイズ
は
決して成績がいいとはいえない高校に通うバカバカ3人組をめぐるギャグモノ。好色とタイトルにもある通り、エッチシーンも盛りだくさん。前シリーズである「工業哀歌」が「好色哀歌」に変わり、主要キャラにもさまざまな出来事が。ちょっとシリアスさが加わって進行中。
様々ハードな様相でしたが、谷口は無事退院。宮本もとりあえず落ち着いた?あとは赤木も落ち着きそう、という感じでしたが…。
いじめられっ子が、ツワモノ師匠が集う梁山泊に弟子入りし、ソコで磨いた技を駆使してライバルたちと闘うバトルモノ。
現在は師匠たちの敵である組織主催の「その弟子によるバトルイベント」に乗り込みます。国際的犯罪組織でもある「敵地」。軍隊(警察?)+師匠がこの大会に乗じて進入+突入し、無事鎮圧の方向へ。一方主人公ケンイチは敵組織の弟子の組織YOMIのリーダーと、師匠たちの長老の孫娘:美羽をめぐりバトル中。
範馬刃牙
は
言わずもがなの格闘マンガ「グラップラー刃牙(バキ)」→「バキ」→「範馬刃牙」とタイトルを変えつつ連載継続。詳細はリンクで。
現在は、地上最強の生物である父親「範馬勇次郎」を倒すために、強敵とのバトルを望み、様々な相手とバトル。そこへ「こないだまで連載していた<ピクル>」の主人公が来日!!
★★★総評
じいさん2名の「すごいスピードよぼよぼ歩き」は面白かったですが、それ以外は普通かなぁ(今回のエピソード全体を通しても)。
やはりジェネレーションのよるものか「ネタ」を「新鮮に感じれない自分」がいます。老人の痴呆ネタもあまりやりすぎると差支えがあるからあの程度、という推測もできますが。でも、お約束の応酬は、遊び仲間との会話で十分、だったりしますので。
で、オチ(土曜発売分を読んだので)は、話が飛びすぎのような気がした。でもまぁ、乙姫の笑顔がキレイに描けていたので、暖かい気持ちにはなりましたが。
前にあったエピソードの「狐のお面の泥棒話」のときも「酒場(というか屋台)での再会」という感じでしたが、「再会は酒場で」というのが作者の好みなのかな?
好色哀歌 元バレーボーイズ
無事赤木が帰ってきました。谷口も普通?に戻って何より。
前作(高校生時代)のアホなやりとりや、セックス描写もばかばかしくて面白かったですが、改名してから、どうにも展開が暗くて、ドキドキしておりました。
マンガという「シナリオ」を楽しむというよりは「単純に行く末を案じる」という感じになりつつあるこの作品。「ライトな古谷実の最近の作品」という言い方もできるかなw
なので、彼らが幸せであれば、話がベタでも(もともとベタだし)、全然OKなのです。
今後もこんな明るい感じで話が進んでくれたらいいなぁ。
でも、元に戻ると、別にお話として終わっちゃってもいい感じなので、この辺がジレンマなのかな?
バトルモノの常で、メンバー全員進化・強化されていきますが、ケンイチも「やられ強い」以外の能力に開眼。
いや、ベクトルとしては「やられない」という意味で同じかな。とてもケンイチらしい進化かと。ムーディー勝山的ともいえるかw
多分、翔との決着はつかないままになりそうだけど、これが多分常時任意で発動できなくて、特訓、とかなりそうだな。今回この技が出たことで個人的には「もうこのシリーズ終わり」と思っちゃってますが、どうなるかな?
意外な展開があるか楽しみ。
そして、エロい絵として、ココ最近「乳首露出」で人気上昇?しているマリンハンターに実力差を見せ付けるかのようなカラーページでの美羽描写も力が入っていたような(私の勝手な妄想ですがw)。
蛇足ですが、マリンハンターの方もカラーでシャワーシーンでしたが、あの彼女、胴長くね?
うーん、前回のピクルの最終回も「ええええ」という感じだったのですが、いよいよ来日。
空港での出来事は原始人の反応としては想像の範囲内で、特に感想はなし。
むしろ今後、ですが「マホメド・アライJr戦」が頭をよぎります。
ピクルは過去最大のかませ犬、というか。
話として面白いんだけど「魅せ方」をどう構成してくるのか?
ピクルは当然「ティラノサウルスに勝ってた」ってことはあるだろうけど、勇次郎の戦った象だって、刃牙と戦った蟷螂だって、弱いかっていえばそうでもないだろうし。バキはオリバに力で勝ったばっかりだしね。
そういう意味ではあまり「ティラノサウルスに勝ってた」ということが「勝利」につながらないのだよな。
常人から考えたらすごいと思うけど
よく、格闘モノやチャンバラモノで「人は木石にあらず=動くよ・反撃してくるよ・だから手ごわいよ」なんて話が出ますが(まぁ、ティラノサウルスだって反撃するとは思うけど)、そんな気分。
「格闘技の「技」は、自然を凌駕した!」てな感じで決着ついても楽しくないけど、どう出る?
ストライダムがある程度「技術的なこと…間接技とか」を教えているとまた話が膨らみそうだけど、どうなるんだろうか? 半信半疑で期待して待ちます。
てなことで、今週はこの辺で。