決闘者 宮本武蔵(1)

先日、宮本武蔵の小説をきちんと読んでないなぁ、と思って柴錬版を購入。これがまた豪華で面白い!!


冒頭は柴錬らしく、エロっぽいところもありつつ、ストイックな武蔵を描写。
そして、先日読んだ「津本陽氏版」とは異なった展開(当たり前か)

幼児になんとご無体な!!、という無二斎もさることながら、武蔵が様々ストイックすぎ。こちらは壮年の武蔵を想像しながら読んでますが、作中はまだ20才そこそこだったりするんだよな。先入観おそるべし。そして、武蔵恐るべし。


で、豪華という言葉の背景は「若年期のエピソード」。本当にそういうのがあるかわかんないけど、様々各地で伝説を作ってます。さらに、吉岡一門、佐々木小次郎は当然として(でも小次郎早くね?)、オリジナル?の独楽使い「淡路の七助」、真田幸村も猿飛佐助も出てくるし、御子神典膳(のちの小野忠明)も登場!


そんで、現在2巻目を読んでいるのですが、1巻の終わりは「宍戸梅軒」とのバトルで、梅軒が「にやり」とするといころで終わるなど、かなりいい感じ。
前にはまったゲーム*1も相当豪華だったけど、やっぱ昔の小説でもそういう風に展開していたのね。


と思って調べてみたら、週刊現代に連載されていた模様。なるほど、週刊連載だと、濡れ場も派手さも必要だし、それが余計にこの作品を豪華にさせているのかな。


コレ、面白い!!

*1:剣豪3

剣豪3 PlayStation 2 the Best

剣豪3 PlayStation 2 the Best