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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。Wiiは結局買っておらず、無双OROCHIしてる感じ。今日も雨だし、OROCHIかなぁ。

週刊少年ジャンプ(43号):ONE PIECE
週刊ヤングマガジン(43号):なにわ友あれ
週刊少年サンデー(43号):結界師
週刊少年チャンピオン(44号):24のひとみ


ONE PIECE

言わずもがなの海賊マンガ。過去の経緯の詳細はリンクを。

現在はシナリオ的に鍵になりそうな「大ボスクラス」である「七武海」も絡んだゾンビの島「スリラーバーク」で、早速バトル。主人公ルフィは「影」を盗まれ、伝説の巨人のオーズに移植されてしまう。そのオーズがスリラーバーグで大暴れ。仲間はその圧倒的な攻撃の前に…。
今回は映画化絡みで巻頭さん。



なにわ友あれ

平成初期の大阪を舞台に「環状族」とよばれる走り屋というか、暴走チームをネタにしたお話。第2部ということで「ナニワトモアレ」から改題し、仕切りなおし。

新チーム「スパーキー」を立ち上げたぐっさんたち。初ケンカも無事勝利したところで今度は車の強化を。



結界師

「結界術」を駆使して「妖」を退治するバトルモノ。主人公たちはその「技」を駆使して聖地を妖の手から守ったりしてます。現地で働く主人公達と、主人公の兄が所属する「中央で統括する組織:裏会」もあり、ソコの政争的な動きも主人公達に影響し、オハナシの世界観も広がっています。

現在は、いわゆる霊的スポットである神佑地を破壊する「神佑地狩り」の犯人探し。裏会では主人公良守、そしてその兄であり裏会幹部の正守の「母親」を容疑者としていますが…。



24のひとみ

呼吸をするようにうそをつくひとみ先生のギャグマンガ。うそもさることながら、外形も微妙に意味があるんだかないんだか、という感じで面白いです。私もネタとしてのウソは大好きなので超好みの作品です。

今回はドラマ化ということでデンライナーでバイトもしている主演の秋山莉奈とのコラボ漫画+通常のマンガで構成。



★★★総評

ワンピース

こないだ巻頭さんになったばかりのような気もしますが、映画化だしね、露出しておかないと、ってことか。
1回サンジに討伐された透明人間になれるアブサロムが再登場。ナミとローラ(女性のイノシシゾンビ)の修羅場が再度発生。
そしてオーズの前に「1回はやられた仲間たち」が再登場、って感じでお話としてはさほど進んでおりませんな。

バトルとギャグのバランスもなかなかテンポよく、かつわかりやすく面白く進んでいる今回のシリーズ。
以前もそんなことを書きましたが*1
本当にわかりやすくていい感じ。

最近アニメも見始めましたが、アニメは先日、エースとティーチのバトルまで描いちゃって、もうスリラーバーグ寸前なんだよね。
最近(というか、このシリーズが)サクサクテンポよく進んでいる背景は、勝手な妄想ですが、せめて「アニメ化の前に、そのシリーズが終わってないと、時間稼ぎをするために話を膨らませようにも無様になりそうだから、せめて終わらせて!」みたいなことがあるのかな? とか思いました。

それはさておき、対オーズの最終決戦?ですが、どうやって勝つのかな?
相手は強大かつ機敏な伝説の巨人。肉弾戦?サウザンドサニー号大活躍?今後の展開が楽しみです。

あとはブルックがどうなるか、だな。
期待しつつ静観。



なにわ友あれ

余談の割りに長く描いてたパンダのインポネタもひと段落(ちょっとはお色気ネタ入れろや、見たいな指導があったのかな?w)。
新リーダー ぐっさんの車をいじりますが、この作品にはあまり見られない車の薀蓄系。
正直へー、そー(上の空)な感じです。ほかの車ものは「そっから先のレベルの話」で普通に展開されているので今更感は否めません。
でも、多分今後の展開は、多分テツの教育も含めての動きになると思うので、そこに今回の薀蓄が絡むと思われます。そこでどう「ロールバー」が絡んでくるか、が評価ポイントかなぁ。
車にあまり興味がないのでこんな感じです。



結界師

結界師も巻頭さん多いよなぁ。確かに今、サンデーのメジャーなところの稼ぎ頭だし、しょうがないといえばしょうがないか。

で、問題の母親登場ですが、「神殺し」(!!)という経歴持参で、正直「素敵なママ」という感じではありませんな…。しかし、回想エピソードを見るにそれなりの「理由」はあるようで、単に傍若無人というわけではない模様。
でも、以前にすごいアヤカシ(というか土地神?)を烏森に連れてきたり(本人は未登場)、相当の実力者なんだよな。

この結界師の面白さの要素に「設定の中でまだわかってないことがある」「複数の団体による政争がある」ってのがありますが、今回の「母登場」は私的には「大変面白い展開」なので、今後の動きに注目です。
オススメ。



24のひとみ

私はうそネタ(というかひとみ先生の場合は「ほら」というレベルのものも含まれると思いますが)満載のこのマンガ(というかやりとり)、大好きです。私もそういうネタ的な嘘とかよくつくし。

で、さらにこのマンガとしての面白さは、その「うそ」と、「突っ込み」あるいは「返し」、そして「背景」にあると考えています。これは「マンガならでは」の表現方法。
で、正直作中の「うそ」がつまらない、あるいは「突っ込み・返し」がべた、なんてことがあっても、「背景」によって助けられるということが多いのですよね。
「絵による強制的盛り上がり」が入って全体がしまって面白い、と感じるというか。

そんなこの作品をドラマでどう再現するの?と思っておりましたが、よく見たら「1分半劇場」ということで90秒のものを週3回、半年やる模様。
90秒であれば、確かにこの原作のテンポを再現できそうですね。
でも27時って、遅すぎて見れないよ。寝てるよ。なので見ない。

まぁ、ドラマのハナシは置いといて、今回のお話。
不良系の生徒をさらに極悪に描くというのはままある展開ですが、今回はボケとしてお母さんも登場していい感じ。さらに(この作品でたまにある)「駄洒落」も面白かったです。バックにレッド・ツェッペリンのジャケの写真とかがあったりとかコネタもなかなか。

うだだう言いましたが、こういう展開は好きなので、オススメです。
(でも、こういう「嘘ネタ」に免疫のない人は、何が面白いかわからないのだろうなぁ…、とカイシャで嘘ネタを振って「そんなことあるはずないじゃないですか」と普通に返された悲しみとかがよみがえったりしてますw)

てなことで、この辺で。