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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。ジャンプSQも加えてみた。


週刊少年ジャンプ(49号):BLEACH
週刊ヤングマガジン(49号):天然華汁さやか
週刊少年サンデー(49号):クロス・ゲーム
週刊少年チャンピオン(50号):聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話
ジャンプスクエア(12月号):エンバーミング



BLEACH

ホロウというモンスターを退治する「死神」の役割を任された主人公が、奇しくもその手の力をゲットした仲間とともに、その「死神界(正確には尸魂界)」の闘争に巻き込まれたり、第三勢力、第四勢力と三つ巴、四つ巴のバトルを繰り広げます。

現在は仲間の女子を死神界の反乱者・藍染率いる第三勢力である「破面」に拉致られたので救出に向かいます。当然人炊事縄では行かない相手に苦戦しますが、とうとう「死神正規軍」も正式参加。



天然華汁さやか

優等生なんだけど、エロい妄想過多な女子高生ギャグマンガ

何度か短期連載をしておりましたが、また復活。



クロス・ゲーム

あだち充氏のいつもの青春野球モノ。主人公男子は、昔事故で亡くなった幼馴染の女子を想いつつ、その妹も(お互いに)気になる様子で・・・、という、切ない設定アリ。

現在は、高2に進級し、幼馴染の妹と微妙な間柄な主人公。そこへ幼馴染姉妹の従兄弟も登場。甲子園を目指して善戦するも惜しくも敗退。そんな夏なのですが・・・。




聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話

古の伝説的格闘マンガの最新作。前作の主人公星矢から時代を遡ったオハナシ。

現在は主人公の幼馴染でありながら、実は冥王ハーデスの生まれ変わりだったアローンを救出すべく奮闘中でいしたが、ばっちり冥王として覚醒してしまい、もう倒すしかない状況。全面戦争です。


エンバーミング

るろうに剣心和月伸宏氏のフランケンシュタインモノ。過去は読みきりで二つ?のオハナシがありましたが、今回はソレとはまた別のキャラが登場しています。

で、そのキャラは、過去に肉親をフランケンシュタインと思われるモノに殺害された二人の若者。肉親の仇を討つべく成長した二人は再度フランケンシュタインに挑みますが・・・。


★★★総評

ブリーチ

個人的に「オサレ」が過ぎるwのと、キャラ商売に傾倒し過ぎている感じが「作品評価」として低く、「ビジネススタイルのサンプル」としての評価が高いこの作品。

でも、今回の死神正規軍の乗り込みは面白いなぁと思いました。
正直そんなに個々のキャラに思い入れがあるわけではないのですが、それなりに把握しているので、それぞれのキャラの混戦振りがわくわくさせます。

剣八が一護を救うってのはお約束過ぎて面白くないのですが、あの変な顔のひと(というか死神)とかは面白そう。

私個人が混戦大好きなのと、アホほどキャラ増やしてるんで、せっかくだし死神VS破面VS虚の仮面とかで混戦してくれたらいいなぁ。
ハッタリ多くてもいいからw

状況として格闘ゲームの世界ではよく見る光景(夢のカード対決)なのですが、魁! 男塾の後半戦のキャラが増大したあたりのノリも感じられるので、これはこれでありかと思います。

ちなみに、台湾でのタイトルは「死神」でした



天然華汁さやか

ギャグとしてさほどおもしろいわけでもなく、エロとしてもリアリティが欠如しているので好きではありません。
でも、こう何度も復活したりしているところを見ると、それなりに需要があるのだろうなぁ、といつもながら思います。
新規で若い層を狙うのに役立つのかな?
やりすと2枚看板、ってかんじなのかな?



クロス・ゲーム

何も知らずにはしゃぐ、月島姉妹のいとこの水輝の行動が、この季節(主人公の幼馴染がなくなった季節)を余計に浮き立たせるいい構成。

毎回クロスゲームを紹介する際に言ってますが、「いつものあだち充作品」として秀逸、かつ安定しております。
やはりあだち充はすごい。

そして、展開として最近「お」と思ったのが幼馴染を髣髴とさせる蕎麦屋の娘の登場。
今後の展開はちょっとどきどき。

初志貫徹か、三女か、蕎麦屋の娘か。


蛇足
①台湾で買ったマンガでは表紙がこのクロスゲームでした。タイトルは四葉・遊戯。
台湾も野球が人気だし、人気あるのかな?
蕎麦屋の娘が若葉に似ているのは、偶然ではなく作者のスキ(ry



聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話

御大車田氏の作品がほとんど出てこないので、もう「コレはコレ」として、解放された感じで進んでいる感じがしています。
懐かしの「セキシキメイカイハー!!w」も登場して、バトルモノの道を進んでくださいませ。
(最近普通に車田リメイク・バトルモノな展開で、素直に楽しんでいます)



エンバーミング

鳴り物入りで登場したジャンプSQ、そして人気の一翼といわれるこのエンバーミングですが、連載ものだけあって結構あっさり終わって「つづく」となったのが悔しい感じ。
正直この状態だと何が面白いのか良くわかりませんが「引き」の部分はさすが、と思います。

とりあえず2号は「岸辺露伴モノ」があるので買いますが、この次でどんな方向性を見せてくれるのか? 過去の登場キャラたちも絡みそうな感じだし、全体の構成が気になるんだよな。
強大な敵みたいなのが出てくるのかなぁ。

まぁ静観ですな。
世では売り切れだ増刷だと盛り上がってますが、まぁ、問題は「継続して売れるか」っことだ思うので。


何か小粒な感じの今週ですが、このへんで。