ヴィンランド・サガ(5)

ヴィンランド・サガ(5) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(5) (アフタヌーンKC)

思わず過去の巻を読み返してしまいましたが、3巻だけ見つからず。どこいった?


時代的・人種的背景をほとんど理解していないと言ってもいいこの作品。
登場人物たちの(というかアシェラッドの)意図や心意気を正確に追うためにも再読は必要でした。

ある意味「陰惨」「壮絶」であるが故に、余計にその行動の元となった「時代的・歴史的背景」というものを意識させられます。

人権とか、民主主義とかが世界基準になった現代は「ボンヤリ暮らす」にはいい「制度」だけど、その「制度」がある前はこんなもんだったのだろうなぁ、とか思います。

オハナシはトルフィンとトルケルのバトル開始、というところで終わっておりますが、バトルもだけど、歴史的背景とか人種間のいざこざの「元」を考えずにはいられない作品です。

重いなぁ。