終末のフール
- 作者: 伊坂幸太郎,塩塚誠
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/12/19
- メディア: コミック
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
都会の本屋で「渾身のSF傑作」という帯に惹かれて購入。
ココ最近よく見る気がする「特殊な状況下にある現代社会*1」を舞台にしたリアルさとフィクションが混同したオハナシ。
この作品は「8年後に小惑星が落ちてきて人類は滅亡します」と宣告された世界が舞台。
このマンガの中では「その5年後・・・混乱しつつもいったん落ち着いた仙台のあるマンション」を中心にいくつかのエピソードが描かれます。
先に述べた「特殊な状況下」的作品はその設定において「起承転結の起」のところでラクができるような気がしており(邪推?)「ドラマは作りやすい」と思うのですが、その分「ハナシが濃いか?」というとそうでもないような気がしております。
で、この作品の場合はどうか?というと、全部が傑作(意外な展開による意外な結末で満足という展開)とは思いませんでしたが、数篇「いい感じのポジティブさ」を見せてもらって比較的読んでよかったな、と思いました。
蛇足
この原作者のひとって魔王 JUVENILE REMIX@週刊少年サンデーのひとなのですな。サンデー読んでて気づきました。
魔王の方がちょっと毒があって面白いな。