「江戸」な生き方―粋・意地・色の町人生活

「江戸」な生き方―粋・意地・色の町人生活 (徳間文庫)

「江戸」な生き方―粋・意地・色の町人生活 (徳間文庫)

最近こういうのを見ると江戸検定ってそろそろなのかな? と思わせる「江戸時代の生活薀蓄系」書籍です。


検定を受ける気はさらさらないのですが、知識として知っておくと時代小説を読むときに面白いかなぁとか思っているのですが、徐々にストックも増えてきて、こういうの読んでも「既知のこと」が多くなってきたような気がします。

でも、この作品は「見出し」に当時の川柳とか文章や、現代風にアレンジした文章を使っていて、知っているネタだったとしても、当時の雰囲気が自然に伝わる感じでよかったです。

変にセンセーショナルというか「ねぇ知ってた!?」というノリでアプローチされると、「知識自慢」みたいに聞こえて、ちょっとやなんだよな。(こんなブログをやっておいて何ですがw)

それにしても「生活全般」風でも「艶っぽいネタ」が多い風に感じるのは、モノとしてオジサン向けだからなのかなぁw(あ、作者の略歴見たら、作者の方がそっち方面に強い方のようです)


ともあれ「薀蓄本」というカテゴリではありますが、押し付けがましくない雰囲気で読みやすいので、軽く読みたい方にはオススメです。