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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。雨だ。雑草を抜こうと思っていたのに。今年は冬にサボっていて本当に大きくなったので、コレはコレで楽しそうだ、と思っていたのですがね。

週刊少年ジャンプ(19号):BLEACH
週刊ヤングマガジン(19号):彼岸島
週刊少年サンデー(19号):神のみぞ知るセカイ
週刊少年チャンピオン(19号):D-ZOIC


BLEACH

ホロウというモンスターを退治する「死神」の役割を任された主人公が、奇しくもその手の力をゲットした仲間とともに、その「死神界(正確には尸魂界)」の闘争に巻き込まれたり、第三勢力、第四勢力と三つ巴、四つ巴のバトルを繰り広げます。

現在は仲間の女子を死神界の反乱者・藍染率いる第三勢力である「破面」に拉致られたので救出に向かいます。様々な混戦の末、とうとう「死神正規軍」もフル参加。そしてオハナシは過去語りに。



彼岸島

旧日本軍の開発した「吸血鬼ウィルス」に汚染された島を舞台にしたホラーアクション兼、吸血鬼軍団との戦いを描いたバトルモノ。出てくるモンスターは「吸血鬼」というよりは「奇怪クリーチャー」という感じで独自の世界観を形成。

最初は逃げる一方だった主人公達ですが、現在は吸血鬼軍団に対するレジスタンス的な組織んの中心人物になり、真っ向勝負。現在は敵に捕まった師匠を助けるために向かった主人公と、ソレを阻止せんとする斧神とのバトル中



神のみぞ知るセカイ

以前「聖結晶アルバトロス」というバトル系の作品を描いていた若木民喜氏の新連載。

恋愛ゲームのセカイでは落とし神と呼ばれる主人公だが、リアルな女子は全然ダメ。でも、うっかり悪魔との契約を結んだために、リアルな女子を口説くはめに。



D-ZOIC

竜の国のユタ」の第二部で今回が新連載。

オハナシの舞台は恐竜と人間が共存するやや古代風な世界。人間も「大・中・小」とサイズで人種が分かれていて主人公はナノス(矮人族)ということで「小」の属性。第一部ではそのセカイで「竜の言葉を解する者」という能力を持って「特攻の拓ちゃん」並みのアクシデントに見舞われたり、解決したりしています。
そして、1部の後半から「ゾンビ」チックなまったく別の勢力が登場。今回の第2部はその辺りの抗争が軸になりそうです。



★★★総評


ブリーチ

まぁ、仮面の軍勢は、そういうことなんだろうなとは思ってましたが、みんな隊長レベルだとは。
確かに今後愛染とかと喧嘩するんだったら、それくらいの力量は必要だよな。

それにしてもこの展開、「登場人物のサイドストーリー」というのが同人的でもあり、でもゲーム化、グッズ化の際にバリエーションを増やせるというメリットもあり、「誰のために何を用意するのがいいのか」というところが十分練られた「ビジネス上手」だと思います。

オハナシは、まぁ、正直「それぞれのキャラが過去に何をしていたか」ということがさして重要ではないし、キャラに萌えている訳でもないので、過去編とか言われても、ドキドキもワクワクもしないのですわ。
ちゅうか、現在ですら「手がもっと増えたから強い」とか「両手で持ったから強い」とか、かなりアレな展開だしw

でも、そんな感想を持つ私は優先顧客ではないので、やっぱ商売上手だなと思う。



彼岸島

そうだ、ブリーチも彼岸島くらいはじければいいのだ!!!
先週今週にかけての彼岸島のお湯ネタはすごいよ!!
(でもブリーチも既に相当はじけているともいえるけど)

彼岸島も既に「シーン」「演出」を作るために「設定」とか「オハナシ」とかどうでもいい感じで面白いです。あ、いや、吸血鬼という「それとなくナットクさせる展開」ってのがあるか。

そんな彼岸島のニューカマーの斧神。
なにやら師匠の弟子なので、主人公の兄弟子に当たるのかとか思いますが、流儀は全然違いますが、乱暴という意味ではやはり、同じ系列かw

あの羊の頭の由来や経緯がすごく気になります。
元人間ぽいんだけど、めぇぇって言ってるし。
そんで、能力が体が鋼鉄になるとか、スゴイ能力。
やっぱ、どういう経緯で現在に至ったのか気になる〜

そんな彼岸島で斧神の過去編見てみて〜



神のみぞ知るセカイ

読み切りのときから「どれほどネタが続くのか」と思ってましたが、連載化。
どうなるのかとても心配。

でも、一部で作者のコメントが話題になっているのを見かけましたが、一社会人としては「オシゴトできてよかったね」とお祝いしたい気持ちもあり。

でも、前回のオハナシもあまり面白いと思えなかったし、やはり心配。

まぁ、様々思うことが多い作品なのですが、作者自身に対してがんばれーと思います。



D-ZOIC

最近作者である所センセイのブログを眺めるようになり「個人的に好き(変な意味ではなくw)」な感じですが、オハナシも面白そうですよ。

表紙に「大人になったユタ」の絵があって「そこまで飛ぶの!?」と思いましたが、オハナシは一部の終わりからあまり進んでおりませんでした。

恐竜と人類が同じ時間に存在するというファンタジーにさらに「ゾンビ的な要素」が加わり、オハナシとしては「三国志的な群雄割拠」から「善悪の立場が明確」になってわかり易くなったと思います。

そして敵さんにも新キャラ登場で、今後の展開が期待しちゃいます。