壬生義士伝
- 作者: 浅田次郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/09/03
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ということで、稀代のいいヒト、新撰組の吉村 貫一郎氏*1の生き様が、本人のいまわの際のモノローグと、周囲のヒトの述懐で描かれております。
私自身、時代小説好きではありましたが、この方はよく存じ上げません。
ということで、まったくのさらな気持ちで読めました。
で、このハナシ、本当に「イイハナシ」なんだけど、普通イイハナシって、そのまま聞いたら多少胡散臭かったり、押し売りすぎな感じになりそうなものなのですが、「提示方法」すなわち「のいまわの際のモノローグと、周囲のヒトの述懐」というのがかなり効いているのです。
映画にもなっているとのことですが、どうだったんだろうなぁ
普通にイイハナシで終わってるような気もしますが、うまくこの原作の持つ表現方法っぽくなっているのだろうか?
それはさておき、面白かったです。
最後までグイグイ読んでしまいました。
いまさら過ぎますが、オススメです。