プラトン学園

プラトン学園 (講談社文庫)

プラトン学園 (講談社文庫)

一昔前の言葉で言うと「バーチャルリアリティ」なオハナシ。


最初は「坊ちゃん忍者幕末見聞録」という、時代小説的な作品で見知った奥泉氏。
軽妙な文体が面白いなぁと思って、次に「新・地底旅行」という作品ではSFっぽい感じもあって。こりゃいいやと、本書を購入。

孤島の学園で、多角形の建物!ときて、感じとしてはミステリー調?新本格?な感じだったのですが、なんだか読んでいるうちに「おれがあいつで、あいつがおれで」というか、バーチャルリアリティが過ぎて、ゲームの中で操作しているキャラクターもゲームの中でキャラクターを操作していて、合わせ鏡のような感じで、よくわからない展開になって終了しました。

きちんと読めばわかるのかもしれませんが、よくわからなかった…。

不思議な読後感でした、というと感想としてまとまっている風に見えますが、正直よくわからんw


でも、すごく魅力を感じたわけでもないので、再読はしないだろうなぁ…


という感じで、このほかの奥泉氏の作品も読んで見て、作風がわかってきたら、もう1回読んでみようかなぁ、といいつつ、読まないかなぁ、という感じです。

他の人の感想でも読んでみるか。
>やっぱ、よくわからん、という声多し。