シュトヘル(1) - 巻頭さん２

「皇国の守護者」の伊藤悠氏による、蒙古の時代を描く戦記モノ（帯にはすでに「超巨編」とあるから長く続くのかな）。
しかし「現代人の転生要素」もあり、タイムスリップモノ的な要素も含んでおります。

まだ1巻というともあり、バトルも描きつつ、まだ説明段階。
女主人公シュへトル（悪霊の意。今は現代人男子高校生？のココロが入っている）の悪霊への覚醒前？を描きつつ、彼女を守る意思を固めた皇子（時代的には文弱な扱い）の身の上が語られます。

よく知らない時代設定（蒙古）、戦場の描き方（相変わらず無慈悲で大暴力）、登場人物の設定（超絶スキル豪胆兄さん、意固地なまでに文弱弟、成り上がりたい父さん、謎の爺さん。そして巨大な獣も登場）などなど、「皇国の守護者」でも見られた「戦場」｢人物の思惑」「大きな獣」が大迫力で描かれます。

先にも述べましたが、オハナシはまだ「入り口」で、瞬間的な感想でしかないのですが、面白いです。

過去編の「その後のシュトヘルの覚醒」のほか、本編の「皇子の野望」「大ハンと皇子の氏族は？」、転生要素である「現代人高校生須藤＝シュトヘルのその後の行動は？」などなど、気になるポイントはまだまだたくさんあるので続きが楽しみです。