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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。半そで半ズボンが寒くなってきた。しかし今シーズン着てなかったTシャツとかアロハとかかなりあるな…。

週刊少年ジャンプ(45号):家庭教師ヒットマンREBORN!
週刊ヤングマガジン(45号):彼岸島
週刊少年サンデー(45号):Tomorrows
週刊少年チャンピオン(45号):ゴッドハンドBJ


★★★感想


家庭教師ヒットマンREBORN!

突然家庭教師を名乗る幼児にイタリアンマフィアの跡継ぎだといわれたダメ中学生(日本人)。その幼児は実は天才家庭教師で、死ぬ気でやる気を出させる「死ぬ気弾」を打って、主人公をサポート。「友人たちとタッグチーム結成型車田正美的、ゆでたまご的チームバトルマンガ」です。
現在はマフィアの勢力争いの最終決戦へ! 擁護を求める別のボスを抱え、白蘭率いる超強敵な真(リアル)六弔花と戦います。

タイムスリップとか、指輪とか匣とか、ちとあいまい。
コレを期に(休日だしw)調べてみました(っていうか、Wiki*1見ただけですがw)。

長っ!!! 人気に比例したものかと思いますが、長っ!
でも、リング(指輪)と匣(ボックス)についてはなんとなくわかったいたものが、ある適度正確に認識できたように思います。わかってくると、多分「後出しで高性能兵器がボンボン出てくる」ってあたりが気になってくるのかな?w

で、改めてオハナシですが、単に「未来」ってハナシじゃなくて「パラレルワールド」ってことになり、なかなか面白くなってきました。最新号を読んでるんで、それも含めて言うと「パラレルワールドでの未来」で「登場人物たちの必殺技の攻略法が既に共有されている」というのもなかなか面白いですな。SF的なモノが好きな自分としてはよいな、と思いましたよ。でも、これまた「パラレルワールド」ってのが曲者で「後出し」を許可する下地のような気もw

そして、バトルですが、ブリーチよりはなんとなく「リクツ」があるようにも思いますが(山本とかヴァリーとか剣術系のヒトはなんかブリーチっぽいけどw)、で、今回のひばりのは面白いかな?とちょっと思いました。

おそらく今後もブリーチっぽくゲーム開発や2次創作?も視野に入れつつ?展開していくのかな?と思いますが、まぁ、そこそこの興味、で見ていこうと思いますよ。



彼岸島

旧日本軍の開発した「吸血鬼ウィルス」に汚染された島を舞台にしたホラーアクション兼、吸血鬼軍団との戦いを描いたバトルモノ。主人公は吸血鬼軍団に対するレジスタンス的な組織んの中心人物になり、真っ向勝負。
現在は、敵の本拠地のひとつ(五重塔)を攻略中。異形の暴虐姫:まり子の手に落ちて拷問の順番を待つ身です。


最近「映画化」目前とか「連載300回」とか「単行本連続リリース」とかイベント多めなせいか、巻頭さんも多いような気がします。で、それはさておき、改めてこの作品で思ったことを。

この作品て「恐怖モノ」の体裁をとっているんですが、個人的には「お笑い」な展開と、「本当に気持ち悪い」展開と2つが凄くレベル差があるように思うのです。
多分「笑っちゃう」のは「あまりに記号化された表現」と「それを描写するチカラの差」を感じたときに起きるのかな?と

最近で記憶に残っているのは「斧神がトラックを真っ二つにしたとき」です。
ルパンの五右衛門をはじめ、剣の達人はよくいろんなものを両断します。その際、「物理的にリーチしなくね?」ってモノも切れてたりするんですが、その際はそれなりの「超すばやく斬る」とか「本人がすごく動いてる」とか演出があったりするもんですが、この斧神の場合は、(力強いという設定はありつつも)普通に斧を振ったらスパッと切れてる、という感じで(安田大サーカスみたいに、両脇から引っ張られたみたいにw)、ちょっと違和感ありありでした。
もともと「過剰な演出がある作品」なんだから嘘でもいいから「衝撃波」とか「オーラ」とか言えばいいのに、そういう演出ナシに「物理的に無理なリーチ」で「鮮やかなコト」をするんで、思わず笑っちゃうんだよなw「オーラ」とか「衝撃波」は確かに中二っぽくはあるんだけど、何にもないのもやっぱ変。

そして今回の「まり子」ですが、彼女が興奮してぬれちゃう、という描写があるんですが、これもなんだか酷いというか。とりあえずマタの間にしずくがぼたぼたと垂れる、という描写。これもなんだか「記号」としては「他人への拷問で欲情する妖怪・鬼女」というところで「正解」なんですが、絵にしたときに、違和感があるw

てなことで、この彼岸島は、とても奇妙なバランスで描かれている作品だなぁ、と改めて思うわけです。昔に 楳図かずお氏が「恐怖とギャグは紙一重」みたいなことをおっしゃっていたように思いますが、ホントにそうだなぁ、と改めて実感。昔にオトナが楳図の少女向け恐怖漫画を見たときも、こんな感じだったのかな?とも思います。はい。


わき道にそれますが、ふと、こないだ読んだ「妖怪を科学する!」*2武村政春氏に彼岸島の生物の分析をして欲しいな、と思いましたよ。



Tomorrows(トゥモロウズ)

ミュータント育成組織生まれ>脱出の後、孤児院育ちのSFアクション新連載。主人公は人工的に動物の能力を加えられて作られたと思われる少年少女たち。組織の目を盗んで脱出しますが、孤児院で起きた事故で思わず能力を発揮してしまい、組織に再び目をつけられることに…。

最近スタンド系のアクションモノ新連載が多かったサンデーですが、久々のオールドスクールな能力モノ。というか、ウルヴァリンな狼男なんですがw 絵は昔の小沢としお氏っぽい感じで、今から上達するのかな?って感じですが、まぁ、絵もハナシも静観ですな。



ゴッドハンドBJ

浦安鉄筋家族浜岡賢次先生の新連載(鉄筋とダブル連載形式です)名前を見ればなんとなくわかりますが、某神様作の某医師マンガリスペクトなギャグマンガです。

どうにも「大沢木家」をデフォルトに考えると、馬場さんち(BJは馬場二郎なのです)は、ちょっとおとなしい感じ。北斗の拳の後のCYBERブルーのように。まぁ、次週に期待、ですかな?




てなことで、この辺で。