七人の魔道師―グイン・サーガ外伝(1)

何年ぶり!?のグイン外伝の最初の1巻閲読。手元になかったため本屋で新品で購入したものの、既にヤケてて風格漂う感じw


で、奥付見たら、初版は81年2月で、この本は97年11月の29刷で、購入は先日と、ずいぶんとまぁ長い間本屋にいたもんだw

10年じゃ付喪神にならんかも知れないけど、「少年マンガ誌設定」なら10年あれば十分「可愛い女子」とかに化けても不自然じゃないかも?w っていうかごつい豹頭の王様が出てくるのかな?


てなことはさておき、未完に終わることになるであろうグイン・サーガのオハナシの「グインの今*1」を「過去に出た外伝」で振り返るココロミなわけですが




グイン弱いw




それにスナフキンの剣は?とか
ソレ何?アンタ誰?的なこととか「設定ズレ」が否めない感じ。




でも「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているか?」的に「そんな昔のこと」といってもいい「今とそのとき」の差があるよな、と思うんで、許容か。



しかしまぁ、最近のグインにはない(地の文も、グインの台詞も)重厚さが感じられるし、いい意味で重苦しい雰囲気も出ていて、コレはコレで懐かしく思うのです。

あの時代に書かれた「作品の今」を、ここ最近書かれた「作品の今」と比較して楽しむ、メタ認知的楽しみ方?というかw


ちゅうかさ、そもそも100巻で終わらせるつもりのモンが、オハナシがこの状態で100巻越してるんで、そんなズレあって当たり前じゃん、と思うんだよね。


てなことで、コレはコレとしてアリ、ということで、こちらの時間的にも作品の時間的にも「今」である最新刊「運命の子」に着手したいと思います。はい。

*1:まだ最新刊の「運命の子」を読んでないので、128巻「謎の聖都」までの「今」ってコトです