七人の魔道師―グイン・サーガ外伝(1)
七人の魔道師―グイン・サーガ外伝(1) (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1981/02/01
- メディア: 文庫
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
何年ぶり!?のグイン外伝の最初の1巻閲読。手元になかったため本屋で新品で購入したものの、既にヤケてて風格漂う感じw
で、奥付見たら、初版は81年2月で、この本は97年11月の29刷で、購入は先日と、ずいぶんとまぁ長い間本屋にいたもんだw
10年じゃ付喪神にならんかも知れないけど、「少年マンガ誌設定」なら10年あれば十分「可愛い女子」とかに化けても不自然じゃないかも?w っていうかごつい豹頭の王様が出てくるのかな?
てなことはさておき、未完に終わることになるであろうグイン・サーガのオハナシの「グインの今*1」を「過去に出た外伝」で振り返るココロミなわけですが
グイン弱いw
それにスナフキンの剣は?とか
ソレ何?アンタ誰?的なこととか「設定ズレ」が否めない感じ。
でも「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているか?」的に「そんな昔のこと」といってもいい「今とそのとき」の差があるよな、と思うんで、許容か。
しかしまぁ、最近のグインにはない(地の文も、グインの台詞も)重厚さが感じられるし、いい意味で重苦しい雰囲気も出ていて、コレはコレで懐かしく思うのです。
あの時代に書かれた「作品の今」を、ここ最近書かれた「作品の今」と比較して楽しむ、メタ認知的楽しみ方?というかw
ちゅうかさ、そもそも100巻で終わらせるつもりのモンが、オハナシがこの状態で100巻越してるんで、そんなズレあって当たり前じゃん、と思うんだよね。
てなことで、コレはコレとしてアリ、ということで、こちらの時間的にも作品の時間的にも「今」である最新刊「運命の子」に着手したいと思います。はい。
*1:まだ最新刊の「運命の子」を読んでないので、128巻「謎の聖都」までの「今」ってコトです