最後の星戦 老人と宇宙3

最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)

最後の星戦 老人と宇宙3 (ハヤカワ文庫SF)

レーシックの手術をして「あんま細かい字見ちゃダメかな?」と思って本を控えたりとか、ウォーキングを始めて本読む時間自体が減ったりで、あまり小説を読まなかった09年。しかし、シリーズモノの続き、ということで唯一読んだSF小説ですが、入手が遅れ、かつ、なかなか進まずwようやく年越して読了。


で、一応世界観こそ「シリーズ」で「異文化コミュニケーション」ですが、舞台は「バリバリの戦場」ではなく「移民先の政治的トラブル」であり、主人公の活躍は「一騎当千コロニー無双!」というよりは、「リーダーとしての手腕/親としての苦悩」とかそういう感じ。
なので、「ドンパチ第三弾!」というよりは「ベトナムの英雄が政治の世界で大暴れ!(でも娘にはタジタジ)」みたいな展開。


つうか、「マルドゥック・スクランブル*1」とか、「サンクチュア*2」とか、そういう「転調のある/変わる環境のなかでどう対応するか、を楽しむオハナシ」と考えれば良いのかな?
まぁ、シリーズとはいえ、本としてはパッキリ分かれてるわけだしね。


でも、最終的なオチは、さすが「シリーズ」というだけあって、今の時代の読者である我々にもわかりやすい、キレイなエンディングでした。

*1:

*2:

サンクチュアリ 1: 光と影 (ビッグコミックス)

サンクチュアリ 1: 光と影 (ビッグコミックス)