とでんか(1)

とでんか (1) (単行本コミックス)

とでんか (1) (単行本コミックス)

今更シリーズその3。たまあに読む大塚英志氏の民俗学的都市伝説的作品。これはその「現代版」って感じか。


で、今回の「とでんか」は、ゲストキャラに都市伝説的存在(例:口裂け女など)を配置しただけでなく、身内にも都市伝説的存在(例:人面犬など)を配置。

そのせいか、木島日記とか、八雲百怪の様な「対立構造…○○は△△だったのかぁ!!!!」「正体暴いたぜぇ!!!」ってMMR的な感じじゃなくて、良くも悪くも「なぁなぁ…つか、お前(人面犬)が、ソレ(都市伝説)をアレコレ言うな!」な感じが出ていて、コレはコレで面白いです。

まぁ、何でも感でも大上段に構えて「幽霊の正体見たり枯れ尾花!」的なスタンスも「理由を知りたがり」な我々にとって楽しくはあるんですが、「不思議だねぇ」ってゆるいスタンスもありっちゃありだなぁと思いました。


そして、密かに木島さんもいたりとか、クロスオーバーな要素もあるのかな?


2巻も買ったし、木島日記の新装版の中・下も買ったし、コッチ方面、改めて読んでみようっと。