春道(2)
- 作者: 鈴木大
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2010/04/20
- メディア: コミック
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
クローズのスピンアウトモノの一つ、の坊屋春道版です。でも、本人ほとんど出てきませんw
映画やドラマで言ったら「特別出演」くらいの露出度ですがw でも、確かに1巻2巻とも表紙にババーンと出ているわけでもないし、嘘じゃあない。
で、主人公は、春道ではなく、この春道が現れた田舎町の若者達。この2巻の前半ではちょっとクローズぽくないネタもありつつ、「田舎生活」が過剰に描かれています。これは「クローズっぽくない」というよりも「田舎を描くこと=主人公の思考・背景を描く=ドラマに厚みを出す」という演出につなげるためだと思うんですが、その話をクローズのスピンアウトモノとして扱うべきなのか、春道、というタイトルをつけるべきなのかは微妙な感じですな。
で、後半は春道をめぐる暴力の匂いが漂い始めます。
この辺りからなんとなくクローズっぽいちゃあぽい。
そして、巻末であっさり「次が最終巻」と言っちゃってますので、ようやく花道+地元の主人公、が絡んでオハナシが大団円に向かうのでしょう。
ちょっとテンションは低いと感じていますが、どういうけりをつけるのか、を待とうと思います。