アイアムアヒーロー(3)
- 作者: 花沢健吾
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: コミック
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豹変したカノジョ、な1巻。世の中が奇妙にネジクレタ2巻から、逃亡と出会いの3巻、てなわけで、確実に世の中は破滅に向かっており、「ほぼダメ」な感じに。
そこで出会った垢抜けないけどしっかりモノ女子。このランデブーは希望の光か悲劇の種か。
展開は想像通りっちゃ、その通りなんだけど、でも「アイツ」がどう乗り切るのか?というのが気になるこの作品。
カノジョとの別れから、世の変化を「普通のヒトより」把握しつつも、1巻で見た「弱さ」はこの3巻でも「変わってないジャン!」な「アイツ」。庇護するものが登場することで「変われる」のか?というところが今後のポイントでしょうか。
あ、つか、「変わる」んだけど、「どういう経緯・感じで」というところかな?
なんて偉そうなこと言ってても、やっぱ自分も同じ状況なら相当ビビルと思うし(あの電車の中の対応も糾弾できないし、タクシーの中はよく我慢したなと思う)、そんな「アイツ」の今後に期待。
オススメです。
蛇足
しっかし、オハナシであり、演出であり、対比であると思うんだけど、あの娘のクラスメートみたいなのが出てくると、いらつく。
蛇足2
キラキラの吉田豪さんのトコロで作者の花沢氏について語られてましたが、それを思いながら読むと、また格別かも!とポッドキャストを聴いたときは思ったけど、この3巻を読んでみたらそういう風には感じなかった。作品は真面目だ。つか1巻のカノジョとの甘い関係がその発露だったのかな?