荒くれKNIGHT黒い残響 完結編(5)

無印のいいハナシ的昔話の立場のこのオハナシですが、おふざけエピソードをほとんどはさまぬままとうとう5巻。そして、冷ややかな「観察者」だった大鳥は本格的にコブラの中核をなす「当事者」に。


そもそも回想バナシだし、構造も「昔語り」だし、「想像通り」としか言いようの無い展開なんだけど、ナレーション的説明が入ったり、細かい人物・エピソードが入ることで「歴史裏話」というか「MSV(http://bit.ly/5EmGWP)」というかw重厚なオハナシになって楽しい。


ただ、頃合・ボリュームも、どんなあたりに落ち着くのかな?と心配が無いでもない。


リンダがあってのコブラで、そのコブラが冗長に語られ「過ぎる」のも、バランスが悪い気がしてなんかオシリがムズムズする。
まだ5巻だから、別に気にならないけど。

作者に愛されたキャラ、ということで、そういうこともある、ってのもわかるんだけどさ。
こんだけコブラのハナシ描くなら、(残響とか完結編って名乗ってるんだけどw)そろそろ善波や春間のハナシも読みたくなる。
微妙なオヤジゴコロですw