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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。なんかシゴトがアレコレダイナミックに動いている感じ。楽しいけど大変だわ…。

週刊少年ジャンプ(45号):バクマン。
週刊ヤングマガジン(45号):センゴク外伝 桶狭間戦記
週刊少年サンデー(46号):ハヤテのごとく!
週刊少年チャンピオン(46号):シュガーレス


バクマン。

「平成版(って言い方も古いなw)まんが道」なサクセスストーリー。でも「ジャンプの連載システムの裏側も描く」など「サルまん」的要素や、最近流行の「職業・業界紹介」的要素もあり、という感じ。
現在は、人気がなければ連載打ち切り!という背水の陣で始めた新連載も無事軌道に乗る。そこへさらにシュージン(原作担当)が原作者で別作品に絡むことに。もやもやしているサイコー(作画担当)だが…


ハナシはどんどん「過激になる」のが世の常ですが、この二人の次のゴールは「生産性アップ」なのかな?
私の知ってるヒトは、背景とか塗りとかは、とにかくコピペなどソフトの機能を躊躇無く使ってスピードを上げる、というもの。
とはいえ、ココでサイコーが言っているのはペン入れだから、やっぱ「技術≒根性」って感じなのかな。そして、コレ、どうやって乗り越えるんだろ? 直球勝負か、何か「細工」があるのか、気になるところ。

そして、一方で、おぼっちゃんアシスタントの家出バナシも本格的にスタート。「ヒト一人ならどうにでもなんじゃねーの?」と思ってたけど、犬まできたよw さて、この犬の登場でワタシは急にこのアシのカレにも注目し始めました。


てなことで、結構個人的には「のめりこむ」というよりは「静観」って感じだったこの作品ですが、ぼちぼち「スピード」という技術的なハナシになってきて、興味が出てきましたよw



センゴク外伝 桶狭間戦記

秀吉に仕えた実在の武将「仙石権兵衛秀久」の戦国時代の戦争×青春絵巻。で、このセンゴク外伝 桶狭間戦記はその名の通りセンゴクの上司である「織田信長」の桶狭間の戦いを描くオハナシ。外伝として月刊ヤンマガ?の方で掲載しておりましたが本誌にこないだからお引越し。オハナシは(すでにアレコレ進んでいるようで)、いよいよ麿今川義元と、織田信長が激突する場面みたい。

ということで

いよいよ「信長、義元を討つ!」ってトコロまできましたが、周知の通り「戦力差は歴然」なわけで(だからこそ歴史のターニングポイントになったんだし)、そこで当然出てくる「勝ったとしても生きて帰れんの?」という当然の逡巡。事実は「勝利」でも、過程は「当然アレコレある」のは当然なわけで、その辺りをこれからじっくり描くのかな? 
てなわけで、静観。



ハヤテは、アレコレ迷走している感じがするけど、それでも6周年。早いノウ。同人即売会でなにをするやら。あまり興味の無いハヤテですが、コレは見ておこうw



シュガーレス

「THEフンドシ守護霊」「星のブンガ」の細川雅巳氏の新連載。ヤンキー喧嘩モノ。秋田ヤンキー色全開の、クローズリスペクト風設定。1年ながら風車の頂点(てっぺん)を目指す主人公たち。3年のシャケの牙城を崩せるか? 現在は2年生による「1年生狩り編」ってことらしい。


このシュガーレス、以前の感想(オハナシとしては主人公の一人のマリモが立ち上げたチームのいざこざを描く(要は、この風車高校のハナシではない)ときにカラーを持ってきてて

前の「星のブンガ」のときも、わき道へのズレっぷりが凄かったけど、今回も…。ブレがちな作者なのか、ブレがちな編集者+言いなりな作者なのか?

という感想を書きましたが、今回はマリモ覚醒と表紙にあるように、ようやく方向性が固まったのか、1年の4人をまとめて動かす展開に(多分、またいい意味でライバル的に敵対するとは思うけど)。
この「ヤンキーマンガ乱立」のご時世。ある意味「本家」ともいえる秋田書店のチャンピオンで「何をしたいのか」をキッチリ出さないとダメだよな、と思うのです。
そういう点で今回の展開は好きな展開。さらにこの後の1年2年3年の中で、どういう動きになるのか、今後の展開に注目です。はい。


てなことで、今日はこの辺で。