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マンガ週刊誌の巻頭マンガだけをピックアップした、サラリーマンのマンガ感想文「巻頭さん」です。久々の通常営業? しかし巷はもう9月。早いノウ。

週刊少年ジャンプ(39号):クロガネ
週刊ヤングマガジン(40号):三億円事件奇譚 モンタージュ
週刊少年チャンピオン(41号):ブラック・ジャック〜青き未来〜
週刊漫画ゴラク(9/23号):ミナミの帝王


クロガネ

以前読みきりで出てたやつの新連載。筋力・運動神経ゼロなんだけど、(動体)視力はすごい男子に、女性剣豪の霊が取り付いて、剣道部で活躍?というオハナシ。


女性剣豪の使う剣術が「合気道」的な相手の力を利用するモノなので、主人公は対応できて、強敵にも勝てちゃう、って構造。
現段階だと、読みきりのときと同じ感じなので、まだなんとも言えない感じ、かな。
強いて言えば、女性剣豪は主人公の家のお人形に憑依して人間のように振舞うんだけど、ソレをおうちの人が何の疑いもなくうけいれちゃって、その辺が不自然と言うか、いくらお約束設定でいずれ受け入れることになるからって乱暴じゃね?と思いました。そういうところで、微妙な家族関係とか信頼関係とか主人公の機転とか見れて楽しいのになぁ、と思うんだけどさ。
ともあれ、静観。



モンタージュ

サブタイトルにもあるとおり、三億円事件の背景を探るサスペンス。小さいころに亡くなった父親が犯人かも?という少年と、幼馴染の少女。そして三億円事件であれこれ暗躍したと思われる悪そうな大人たちが絡んでオハナシが進みます。


黒幕は警察系?国政にも絡んでいる?って感じの巨大な相手ってのはわかってきましたが、何か派手な急展開と言うよりは、じっくりじわじわ進んでいく感じなので、 なんかすごい感想ってのはないんだよな。殺し屋のおニイちゃんこわいな、浮気するかあちゃん怖いなってくらいでw
なんで、黙ってみておきます。正直「謎なぞなぞ」で、まだ(この期に及んでw)面白いかわからんので、静観。



ブラック・ジャック〜青き未来〜

言わずもがなのマンガの大家・手塚治虫氏による医療マンガの傑作。を、岩明均氏(寄生獣とか)の脚本、中山昌亮氏(不安の種とか)のマンガで展開。
また、設定は「そのまんまの続き」じゃなくて「老齢になったブラックジャック」を描きます。


そのブラックジャックの年齢ですが、作中の第三者コメントでは60手前っぽい感じで言われてますが、見た感じ60を越してないか?w
ともあれ、高齢化に加え、難病も患っている様子。
スーパーヒーローが活躍するオハナシの盛り上げポイントは「怪我・病気・弱点・人質などなど」だったりしますが、まさに「病気」が相手。
そして相手は独裁国家のカリスマ元首(患者)と、カリスマはないのでまだ元首に存命して欲しい№2(依頼者)という脅しアリアリの依頼です。
ココに対して流石の工夫で有利に交渉を進めるのは、さすがの脚本だなぁと思います。

ともあれ、「あの「センセイ」の復活ですぜ」って感じで懐かしい口調もよみがえり、どんな展開を見せてくれるか楽しみです。



ミナミの帝王

大阪はミナミの街金が主人公のオハナシ。勧善懲悪型や告発型やちょっとイイハナシ型など、いくつかパターンがある模様。


今回はアジアの支社に、現地社員の査定のために出張を命じられた男性が主人公のハナシ。
まだ第2回目だからわからんわ。でも最近学んだのは、やっぱいろんなバリエーションがあるんだね、ということ。
まぁそうじゃなきゃ長く連載できないよな。ともあれ、「驚きの描写」とか「描き方」は癖がありますが、オシゴトマンガとして面白いと思います。はい。


てなことで、今日はこのへんで。